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「今日は何の日?」がバズのヒントに。X(旧Twitter)の「モーメントカレンダー」活用術

2025年04月04日

SNS運用において、日々担当者の頭を悩ませるのが日々の投稿ネタ集め。 投稿頻度を保ちながら、なるべくたくさんの人に見てもらったり、反応がもらえる投稿を考えるのは大変ですよね。 「今日何か投稿したいけど […]

SNS運用において、日々担当者の頭を悩ませるのが日々の投稿ネタ集め。

投稿頻度を保ちながら、なるべくたくさんの人に見てもらったり、反応がもらえる投稿を考えるのは大変ですよね。

「今日何か投稿したいけど、何を発信すれば…?」

そんなときに役立つのが、X(旧Twitter)が公式に提供している「モーメントカレンダー」

実はこれ、上手に使えば「投稿のネタ切れ防止」や「話題に乗るチャンス作り」にもつながる、X運用の頼れる味方なんです。

今回はこのモーメントカレンダーについて、「そもそも何?」「どこにあるの?」「どう使うの?」といった基本から、実際の活用アイデアまで、初心者の方にもわかりやすく紹介します。

Xの「モーメントカレンダー」ってなに?

まず最初に、「モーメントカレンダーってなに?」というところから。

これは、X社が、X上で盛り上がる記念日・イベント・話題について、カレンダー形式でまとめた資料です。

中身はというと、たとえば…

  • 猫の日(2月22日)
  • ポッキー・プリッツの日(11月11日)
  • アカデミー賞の発表日
  • プロ野球の開幕戦
  • コミックマーケット開催日 などなど…

「今日は○○の日」という記念日系から、ニュース性のあるイベントや文化的な話題まで、幅広く掲載されています。

こうした“話題になりそうな日”をまとめたものが、「モーメントカレンダー」です。

どこで見られるの?公開場所や時期

モーメントカレンダーは、四半期に一度、Xによって作成・公開されています。

最新のものから過去数回分まで、以下の公式ページで公開されていて、誰でも無料でダウンロードすることができます。

▼Xモーメントカレンダー
https://marketing.x.com/ja/collections/moment-calendar

また、Xの公式マーケティングアカウント「Marketing JP(@MarketingJP) 」でもお知らせされます。

毎月の投稿計画を立てたい人や、先のイベントを事前に把握したい人は、上記の公式ページをブックマークしたり、アカウントをフォローしておくと便利です。

なんで注目されているの?活用するメリットとは

では、なぜこのモーメントカレンダーが注目されているのでしょうか?

それは、次のようなメリットがあるからです。

1. 投稿ネタの“ヒント帳”になる

SNSにおいて「何を発信するか」は常に悩みどころ。

でもこのカレンダーを見れば、「あ、今日は〇〇の日だからこの話題を投稿してみよう!」と、ネタが浮かびやすくなります

2. “共通の話題”でエンゲージメントUP

多くの人が同じタイミングで投稿する「記念日ネタ」や「イベントネタ」は、いいねやリポストをもらいやすい傾向があります。

うまく流れに乗れば、ハッシュタグ経由などでの拡散も期待できます。

3. 企業・ブランドの“親しみ”づくりにも

普段はお知らせや商品情報などが多くなりがちな企業アカウントが「猫の日」や「クリスマス」などにちなんだ投稿をすると、「この投稿かわいい」「この企業面白い」「こんな投稿もするんだ」と親近感を持ってもらえることも。

ブランドの“堅さ”をほぐすきっかけにもなります。

実際に見てみよう!カレンダーの中身をチラ見せ

モーメントカレンダーの中身は、おおまかに以下の3つのカテゴリに分かれています。

  1. 祝日・記念日などいわゆる「〇〇の日」(例:建国記念の日、猫の日、エイプリルフール)
  2. 季節の行事や話題(例:卒業式シーズン、花粉症、年度末など)
  3. エンタメや文化の話題(例:アニメの新作公開日、音楽フェス、ゲームの発売日)

たとえば4月だと、こんなイベントが載っています。

  •  4月1日:エイプリルフール
  •  4月上旬:花見シーズン
  •  4月13日:万博開幕の日
  •  4月22日:アースデー
  •  4月末-5月上旬:ゴールデンウィーク

その年の情報だけでなく、昨年実際に盛り上がったモーメントも月ごとに紹介されており、ハッシュタグの推奨や関連するキーワードなども掲載されているので、企画のヒントにもなります。

毎年盛り上がる!注目の「鉄板モーメント」

モーメントカレンダーの中でも、毎年X上で特に盛り上がる“定番モーメント”があります。

これらは企業・個人を問わず、多くのアカウントが参加しており、トレンド入りすることも少なくありません。

特に注目されるのはこのあたり。

  • 2月14日:バレンタインデー(企業のPR投稿や大喜利が活発)
  • 2月22日:猫の日(猫にまつわる投稿で盛り上がる)
  • 4月1日:エイプリルフール(ユーモア系投稿や嘘企画が話題に)
  • 10月31日:ハロウィン(仮装コンテンツ、期間限定パッケージなどのPRが活発)
  • 12月25日:クリスマス(プレゼント企画や年末振り返りが多い)

こうしたタイミングでは、企業公式アカウントの“遊び心”が見える投稿がバズりやすい傾向にあります。

モーメントカレンダーの使いこなし術3選

じゃあ、実際にどうやって活用すればいいの?ということで、初心者でも取り入れやすい方法を3つご紹介します。

① カレンダーを月初にチェック → 投稿計画に組み込む

月のはじめにモーメントカレンダーを確認し、注目イベントをピックアップ。

そこから逆算して、あらかじめ投稿を用意しておくとスムーズです。

② 自分のジャンルに合う日だけピックアップ

全部を使う必要はありません。

たとえば美容系なら「国際女性デー」、ペット系なら「犬の日」など、自分の発信ジャンルに合う記念日を選ぶと自然です。

③ ハッシュタグで“ゆるく”参加してみる

がっつり準備しなくても、当日思いついたことをサクッとポストするだけでもOK。

「#〇〇の日」をつけて一言コメントを添えるだけでも、話題に参加できます。

注意点とコツ:やりすぎNG?自分らしさを大切に

モーメントカレンダーは便利なツールですが、「とにかく全部使えばいい」というものでもありません。

特に注意したいのは、

  • 無理にトレンドに乗りすぎないこと
  • 企業・ブランドらしさを優先すること

モーメントカレンダーは“地図”のようなもの。でも、どこへ向かうかは使う人次第です。

企業やブランドのカラーからはずれていないか、内容は適切か、必ず確認しながら運用してくださいね。

SNS運用の「羅針盤」として使ってみよう

Xのモーメントカレンダーは、「何を投稿しよう?」と迷ったときの道しるべになります。

特別なスキルがなくても、すぐに使えるのが大きな魅力。

SNS運用をもっとラクに、もっと楽しくするためのヒントとしてぜひチェックしてみてくださいね。

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