インスタグラムのアカウントが乗っ取られたかは、どのように確認できるのでしょうか。
インスタグラムのアカウントが乗っ取られてしまうと、自分だけでなく、フォロワーである友人や知人にも被害が及ぶ可能性があります。
確認方法・見方とあわせて、乗っ取られてしまった際の対処法や乗っ取られないための防止策も紹介します。
インスタグラムの乗っ取りを確認する方法・見方
インスタグラムのアカウントが乗っ取られたかどうかは、下記の手順でプロフィールから確認できます。
- プロフィール画面の右上の3本線をタップ

- 設定をタップ

- セキュリティをタップ

- ログインアクティビティをタップ

- ログインした覚えのない場所からのログインがないか確認
これらの手順を踏んで、ログインした覚えのない場所からのログインがあった場合は、インスタグラムのアカウントが乗っ取られている可能性が高いといえます。
アカウントが乗っ取られている場合の多くは、ログインアクティビティに海外からのログインが表示されています。
乗っ取りは解除できる?ログアウトさせる方法や対処法を紹介
インスタグラムのアカウントが乗っ取られてしまった場合、下記の方法でログアウトが行える可能性があります。
- 連携アプリを解除する
- パスワードを変更・リセットする
上記を試しても乗っ取りを解除できない場合は、インスタグラムの公式窓口に相談するか、警察に相談しましょう。
しかし、警察も確実に動いてくれるわけではなく、インスタグラムの公式窓口も確実に対処してくれるわけではないため、注意が必要です。
連携アプリを解除する
インスタグラムに連携しているアプリを解除することで、乗っ取りを解除できる可能性があります。
外部アプリとの連携の解除は下記の手順で行えます。
- プロフィール画面の右上の3本線をタップ

- 設定をタップ

- セキュリティをタップ

- アプリとウェブサイトをタップ

- アクティブになっているアプリがあれば解除する
知らない間に連携してしまっている場合もあるので、念のため確認しておくことをおすすめします。
パスワードを変更・リセットする
パスワードを変更・リセットすることでも乗っ取りを解除できる可能性があります。
インスタグラムにログインできる状態であれば、さらなる被害を防ぐためにも、いち早くパスワードを変更することをおすすめします。
パスワードは下記の手順で変更できます。
- プロフィール画面の右上の3本線をタップ

- 設定をタップ

- セキュリティをタップ

- パスワードをタップ

- 新しいパスワードをタップして設定する
パスワードをリセットする場合は、上記の画面で「パスワードを忘れた場合はこちら」を選択し、登録されたメールアドレスに送られてきたURLより、リセットの手続きを行います。
トラブルが起きた場合は警察に被害届を出す
インスタグラムのアカウントが乗っ取られ、トラブルが起きた場合は、警察に相談するのも1つの手です。
アカウントの乗っ取りは、不正アクセス禁止法第3条に違反している可能性があります。
不正アクセス禁止法では、下記の3つにあたる行為を禁止しています。
- 他人のID・パスワードといった「識別符号」を悪用する行為
- ウェブサイトの脆弱性を狙って不正なプログラムを実行する行為
- マルウェアやコンピューターウイルスなどによって攻撃する行為
なりすまし行為は識別符号を悪用する行為にあたり、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が下されます。
被害が広がる前に警察に相談してみましょう。
インスタグラム公式の窓口に相談する
アカウントの乗っ取り被害は公式の窓口への相談も可能です。
しかし、電話やメールでの問い合わせは基本的に受け付けていません。
そのため、問い合わせをする場合は、公式フェイスブックページ(https://www.facebook.com/instagram/)に相談する必要があります。
公式フェイスブックページの「メッセージ」機能でメッセージを送ることが可能です。
しかし、必ず返信があり、対応してくれるわけではありません。
関連記事:インスタグラムに問い合わせる方法を紹介!ヘルプセンターの使い方も分かりやすく解説
インスタグラムが乗っ取られると起きてしまうこと
インスタグラムのアカウントが乗っ取られてしまうことで、さまざまな被害が考えられます。
乗っ取られた際の被害として考えられるのは下記です。
- ログインできなくなる
- プロフィールが変更される
- 投稿が削除される
- コメント・いいね・フォロワーが外国人ばかりになる
アカウントが乗っ取られることによって、これら全てが生じるわけではありませんが、ログインができなくなったり、今までの投稿が削除されたりする可能性があります。
ログインできなくなる
インスタグラムが乗っ取られると、ログインができなくなってしまう可能性があります。
これは、乗っ取ったユーザーがアカウントのパスワードを変更した場合に起きる被害です。
ログインができなくなった場合は、パスワードの変更ができないため、パスワードをリセットするようにしましょう。
プロフィールが変更される
インスタグラムが乗っ取られた際、プロフィールが変更される可能性があります。
他の誰かになりすまして、フォロワーにDMを送り、投稿される可能性もあるでしょう。
投稿が削除される
インスタグラムが乗っ取られた際、今までの投稿を削除されてしまう可能性があります。
今までの投稿が削除され、スパムサイトへのURLが設定されている投稿や、詐欺目的のサイト、アダルトサイトのURLが記載されている投稿が大量にされていたという被害の報告も多数あります。
自分のアカウントとフォロワーのためにも日頃から対策をしておくようにしましょう。
コメント・いいね・フォロワーが外国人ばかりになる
インスタグラムが乗っ取られると、コメントやいいね、フォロワーが外国人ばかりになる傾向にあります。
これはインスタグラムが乗っ取られた際、今までの投稿が削除され、他の投稿をされることや、プロフィールが変更されることに起因します。
急にコメントやいいね、フォロワーが外国人ばかりになった場合は、乗っ取られていないか確認することをおすすめします。
ストーリーやDMが勝手に投稿・送信される
インスタグラムが乗っ取られると、ストーリーやフィードの投稿、DMの送信が勝手に行われます。
フォロワーに対して、DMでアカウントの情報を盗むためのURLを送ることがあるため、被害が拡大する可能性があります。
乗っ取られた際は、パスワードの変更やリセットを迅速に行い、被害の拡大を防ぎましょう。
インスタ乗っ取りの対策3選
インスタグラムの乗っ取りの対策として行えることは下記3つです。
- パスワードを複雑にする
- 二段階認証を有効にする
- 怪しいDMは削除する
これらの対策を日頃から行い、アカウントを乗っ取られないようにしておきましょう。
パスワードを複雑にする
インスタグラムのアカウントを乗っ取られないための方法として、パスワードを複雑にすることが有効です。
パスワードを自分の生年月日や電話番号、イニシャルなど、簡単で分かりやすいものにしている人が多くいます。
しかし、これらのパスワードは他人から推測されやすく、非常に危険です。
パスワードは英数字を混ぜたもので複雑にし、頻繁に変更するなどして対策をとりましょう。
二段階認証を有効にする
二段階認証を有効にすることもアカウントの乗っ取り対策としては有効です。
二段階認証とは、アカウントとパスワードの保護を強化するセキュリティ機能です。
二段階認証を有効にしておくと、他人があなたのインスタグラムのアカウントにログインしようとした際に、それを知らせるメッセージが届いたり、ログインコードの入力を求めたりするメッセージが届くようになります。
これにより、他人が簡単にインスタグラムのアカウントにログインできないようになります。
怪しいDMは削除する
インスタグラムのアカウントを乗っ取られないために、怪しいDMは来ても削除するようにしましょう。
知らない人からDMが送られてきて、URLをタップしてしまうと、アカウントが乗っ取られてしまうケースもあります。
知らない人から送られてきたDMに載っているURLはタップしないようにしましょう。
また、乗っ取られたアカウントからDMが送られてくるケースもあります。
友達からDMでURLが送られ、それをタップすると、乗っ取られてしまうというケースも少なくありません。
たとえ、友達から送られてきたDMでも油断せず、怪しいURLはタップしないようにしましょう。
まとめ
本記事では、インスタグラムが乗っ取られているかの確認方法や、対処法、防止策について紹介しました。
- 乗っ取られているかはログインアクティビティから確認可能
- 乗っ取られた際は連携アプリの解除やパスワードの変更を行う
- 乗っ取られると勝手に投稿やDMが送信される
- 日頃からパスワードを複雑にするなどの対策をとる
インスタグラムが乗っ取られた際は、迅速に対処し、アカウントの削除や被害の拡大を防ぐようにしましょう。
また、日頃から頻繁にパスワードを変更するなどして、乗っ取られないような対策をとるのがおすすめです。