2006年にリリースされて以来、140字のショートテキストを手軽に投稿できるSNSとして、多くのユーザーを獲得しているTwitter。
Twitterの国内月間利用ユーザー数は4,500万人にものぼり、多くの人に日常的に利用されているSNSです。(※2022年8月時点)
本記事ではTwitterを活用した「Twitter広告」の基礎からメリット、費用対効果を上げるためのコツまで解説します。
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関連記事:【法人向け】Twitter運用のコツ!集客で失敗しないためのフォロワー獲得の考え方、実際の運用成功例を解説!
Twitter広告とは?5つの広告メニューを紹介!
Twitter広告とは、Twitterのタイムライン上や検索結果に出す広告です。
Twitter広告には下記5つのメニューがあります。
- プロモツイート
- プロモアカウント
- プロモトレンド
- プロモビデオ
- インストリーム動画
これら5つのメニューはそれぞれ異なる特徴を持つため、目的によって使い分ける必要があります。
プロモツイート
プロモツイートとは、タイムライン上に表示される広告のことです。
通常のツイートと同じ体裁でフォロワー以外にもリーチでき、「いいね」や「リツイート」することも可能です。
しかし、全てのプロモツイートに「プロモーション」というタグが付きます。
また、タイムライン以外にも下記の場所に表示される可能性があります。
- プロモトレンドの検索結果
- 広告に関連するキーワードの検索結果
- 広告に関連するアカウントのプロフィールの下部
プロモツイートをうまく活用することで二次拡散を狙いやすく、フォロワーも獲得できます。
プロモアカウント
プロモアカウントとは、プロモツイートと同じく、タイムラインやアカウントの下部などにアカウントページが表示される広告です。
プロモアカウントが表示されるユーザーは、広告主のアカウントをフォローしていないことがほとんどです。
あくまで、興味を持ちそうなユーザーにリーチしています。
プロモアカウントもプロモツイートと同様「プロモーション」というタグがつき、タイムライン以外にも表示されることがあります。
プロモトレンド
プロモトレンドとは、タイムライン内にある「おすすめ」や「トレンド」に表示される広告です。
プロモツイートやプロモアカウントと比べ、比較的大きなキャンペーンやイベントを宣伝するために使用されます。
このプロモトレンドは「話題を検索」のタブの下に広告を24時間、独占的に掲載できます。
特定のトピックや商品やサービスの発表、イベントなどの認知度を高めるために使用されることが多いのも特徴です。
プロモビデオ
プロモビデオとは、動画を用いたTwitter広告の手法です。
タイムライン上に表示される動画広告です。ユーザーのタイムラインに違和感なく溶け込み、テキストや画像に比べ、ユーザーの目に留まりやすいのが特徴です。
また、タイムライン上でユーザーが広告を表示させると自動で再生されるため、ユーザーに再生ボタンをクリックして貰う必要はありません。
ユーザーの目に留まりやすく、テキストや画像よりも伝えられる情報量が多くなるため、フォロワーの獲得やブランディングなどにも役立ちます。
インストリーム動画
インストリーム動画広告は、Twitterと提携しているコンテンツ配信パートナーや指定した特定のパートナーのコンテンツ前に配信される動画広告です。
インストリーム動画広告では広告を配信するパートナーのカテゴリーを選べ、自動車・コメディ・飲食・ライフスタイルなどのカテゴリーがあります。
自社と関連性のあるカテゴリーのパートナーを選ぶことで、既にそのカテゴリーに興味を持っているユーザーにリーチできるため、より効果的に広告を運用できます。
Twitter広告の出し方は?
初回のTwitter広告を出すためには事前に、広告クリエイティブを含んだ内容のツイートをしておきます。
このツイートを、後ほど広告として運用します。2回目以降は別の手順で広告配信用ツイートが作成可能です。
課金方式や入札方法などの詳細には複数種類があるため、下記で詳しく解説していきます。
Twitter広告の課金方式は?費用はいくらから出稿できる?
Twitter広告は、月数千円からの運用が可能です。課金方式には下記の6種類があります。
- クリック課金:広告がクリックされると費用が発生
- インプレッション課金:広告が1,000回表示されるごとに費用が発生
- フォロー課金:広告経由でアカウントがフォローされると費用が発生
- エンゲージメント課金:広告に対してユーザーが何らかのアクションを起こすと費用が発生
- アプリインストール/クリック課金:アプリをインストール、またはアプリを起動するためにクリックすると費用が発生
- 再生数課金:動画広告が50%以上表示された状態で2秒間の再生、またはユーザーにアクションが取られた際に費用が発生
Twitter広告の課金方式には多くの種類があります。予算や目的に応じて最適なものを選びましょう。
Twitter広告の入札方法
Twitter広告の入札では入札額と品質スコアが入札の基準となり、最終的な入札額に影響します。
入札の種類は下記の3つです。
- 入札額が自動で最適化される「自動入札」
- 請求対象となるアクションごとに、上限の金額を設定する「上限入札単価」
- フォロワー数やクリック数などを目標として入札単価を設定する「目標入札単価」
また、品質スコアはユーザーのリツイートの頻度や広告の内容がユーザーの興味関心に合っているかなどの「共感度」「関連性」「鮮度」の3つが総合的に加味され、決定されます。
Twitter広告のターゲティング
Twitter広告のターゲティングは大きく分けて下記の3つに分類されます。
- テイラードオーディエンス
- オーディエンスの特性
- オーディエンスの条件
テイラードオーディエンスは、リストやウェブサイトへのアクセス履歴より、既に繋がりのあるユーザーにアプローチできるターゲティングです。
収集したデータを基にターゲティングを実施します。
オーディエンスの特性によるターゲティングは、地域・年齢・性別・端末モデルなど、10つの項目でのターゲティングが可能です。
また、オーディエンスの条件においては、ユーザーのツイート内容によるキーワードや、興味関心カテゴリー、Twitter以外の場所でのショッピング履歴やライフスタイルの傾向でターゲティングが可能です。
費用対効果を高めるターゲティング手法とは?
Twitter広告の費用対効果を高めるためにはTwitterの特徴を知ることが大切です。
Twitterの大きな特徴として、RT機能があること、興味関心データをベースとしたターゲティングの精度の高さが挙げられます。
そのため、Twitter広告の費用対効果を高めるためには、下記の2点が重要であると言えます。
- ターゲットを明確にし、興味関心を深掘りする
- ターゲットに響くクリエイティブで二次拡散を狙う
Twitter広告はターゲティングが高精度で行えるからこそ、ターゲットの興味関心に沿ったコンテンツを最適な手法で運用していくことが大切です。
また、二次拡散を狙うために、ユーザーがRTしたくなる共感を得られるクリエイティブを創り上げるのがおすすめです。
Twitter広告のクリエイティブの種類
Twitter広告のクリエイティブには下記の3つのフォーマットがあります。
- 文字のみのクリエイティブ
- 画像つきのクリエイティブ
- Twitterカード
以上3つのクリエイティブは、運用の目的に応じて選択する必要があります。
文字のみ
文字のみのクリエイティブは、通常のTwitterと同じように、140字のツイートを広告として運用できます。
しかし、文字のみのクリエイティブは、画像や動画を用いたクリエイティブに比べ、ユーザーの目に留まりにくい傾向にあります。
文字のみのクリエイティブでコンバージョンをあげるためには、ユーザーに共感されるコピーライティングが必要になるため、ハードルが高いと言えるでしょう。
画像つき
画像つきのクリエイティブでは、最大4枚の画像をつけたツイートを作成できます。
画像つきのクリエイティブは文字のみのクリエイティブよりもユーザーの目に留まる可能性が高いため、ユーザーの獲得や認知拡大に有効であると言えます。
しかし、ユーザーが利用しているデバイスによって画像の見え方が変わってくるため、画像の選定やサイズには注意が必要です。
デスクトップ・モバイルともに同じ画像を使う場合は、Twitterユーザーの比率が多い、モバイルの使用に画像サイズなどを追わせることをおすすめします。
Twitterカード
Twitterカードとは、ツイート上にリンクURLを設置し、画像やページタイトルなどが表示される設定です。
Twitterカードを活用することで、よりユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率も向上します。
Twitterカードには、画像を表示する「画像ウェブサイトカード」、動画を表示する「ビデオウェブサイトカード」、アプリのインストールを促す「イメージアプリカード」などさまざまなものがあります。
入稿規定や画像サイズは?
Twitter広告で利用できる画像のサイズと条件は下記の通りです。
画像アスペクト比 | 1.91:1、または1:1 |
推奨画像サイズ | 800×418、または800×800 |
最大ファイルサイズ | 3MB |
ファイルタイプ | PNG、JPEG |
Twitter広告で利用できる動画のサイズと条件は下記の通りです。
動画アスペクト比 | 1.91:1、または1:1 ※動画の種類によって条件が異なります。詳細はこちらを参照。 |
最大ファイルサイズ | 1GB |
ファイルタイプ | MP4、MOV |
推奨の長さ | 6〜15秒 |
推奨フレームレート | 29.97FPS、30FPS |
推奨動画ビットレート | 1080p:6,000k 720p:5,000k |
入稿方法
Twitter広告の入稿方法は下記の通りです。
- 広告アカウントの準備
- キャンペーンを作成
- 広告グループ作成
- クリエイティブ設定
上記の4ステップで入稿は可能ですが、キャンペーンの作成では予算や配信の開始時期と終了時期を、広告グループの作成では入札方法やターゲティングの設定などをする必要があります。
しっかりと必要事項を決めたうえで入稿するようにしましょう。
クリエイティブが表示されない時の対処法を紹介
クリエイティブがうまく表示されないときは、下記の方法を試してみましょう。
- ブラウザのキャッシュとクッキーを全て削除する
- ブラウザの拡張機能を無効にする
- 一度ログアウトして、ログインし直す
- シークレットウインドウを使う
- ChromeやSafariなど、複数のブラウザで試す
- 問題なく入稿できているか確認する
Twitter広告を出稿する際の注意点は?複数出稿できる?
Twitter広告の特性には、二次拡散の強さが挙げられます。そのため、誤った情報を上げてしまうことがあります。
また、道徳に反する投稿をしてしまう場合もあるでしょう。誤った情報は非常に早いスピードで拡散されてしまうため注意が必要です。
内容が誤っていないか、倫理的に問題がないかを確認したうえで出稿してください。
また、広告の複数出稿も可能です。ただし、同じキャンペーンの中で複数の広告を出稿しても、キャンペーンで設定した費用や期間内での運用になります。
設定を超えた広告が配信されることはないので注意しましょう。
アカウントなしでも始められる?Twitter広告マネージャーが必要
Twitter広告を運用する際は広告配信用のアカウントが必要です。
広告配信用アカウントの管理画面をTwitter広告マネージャーといいます。
Twitter広告マネージャーをうまく使うことで、広告キャンペーンの作成や結果の分析が可能になります。
Twitter広告マネージャーをうまく使えない、意図したとおりに広告が配信されないといった懸念があります。
Twitter広告は個人で始められる?広告運用を代理店に任せるのはOK?
Twitter広告は個人でも始めることは可能です。
しかし前述したとおり、Twitter広告マネージャーをうまく活用することが運用のおける重要な鍵といえます。
より効果的な運用や時間の短縮をしたいのであれば、プロである代理店に任せるのもおすすめです。
代理店には下記のフローで依頼しましょう。
- 広告配信用のアカウントを作成する
- 代理店から共有されたアカウントにアクセス権限を付与する
アクセス権を代理店に付与することで代理店が広告主の広告配信用アカウントにログインし、キャンペーンの作成や入稿、運用までを代行してくれます。
まとめ
今回は、Twitter広告の基礎的なことからターゲティングやトラブルシューティングまでを解説しました。
- Twitter広告には5つの広告メニューがある
- 目的や予算に応じて適切な課金方式を選ぶ必要がある
- 入札では入札額と品質スコアが入札の基準となる
- ターゲティングは大きく分けてテイラードオーディエンス、オーディエンスの特性、オーディエンスの条件の3種類
- 費用対効果を高めるためにはユーザーの興味関心の深掘りが大切
- クリエイティブは文字のみ、画像つき、Twitterカードの3種類
- 出稿にはさまざまな規定や注意点があるため、代理店に任せるのもおすすめ
Twitter広告はうまく活用することで、少ない投資で、大きな広告効果を得られます。
うまく活用して費用対効果を最大化させましょう。