Twitterのタイムライン上などに掲載できる広告「プロモツイート」ですが、どのようなメリットがあるのか分かりづらい…という方もいらっしゃるでしょう。
Twitterでは、ユーザーに広告感を感じさせにくい「プロモツイート」という広告掲載サービスを提供しています。
本記事では、
- プロモツイートの概要
- プロモツイートの導入方法
- プロモツイートを導入した企業の成功事例
自社の認知度向上、売り上げ向上のため、Twitter広告を運用したいと考えている企業は押さえておきたい情報です。
\ファンマーケに取り組むべきかの10分で判断/
資料を無料プレゼント中
プロモツイート(プロモ広告)とはTwitter広告の1つ
プロモツイートとは、Twitter社が提供している広告フォーマットの中で、5種類の内の1つです。
商品、及びサービスの画像や動画を、通常のツイート形式で出稿できます。
ただし、現在はTwitterのリブランディングが行われ、名称がプロモツイートから「プロモ広告」へ変更されています。
サービスが終了しているわけではありませんが、留意しておきましょう。
プロモツイート以外の4種類の広告について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:Twitter広告とは?メリット、費用対効果、課金方法を解説!
参考:Twitter広告プロダクトのリブランディングのお知らせ|Twitter
プロモツイートの概要
通常のツイートのように出稿できるプロモツイートですが、表示される場所やタイミングはある程度定められています。
どの部分に表示されるのかを把握しておきましょう。併せて、出稿する際に必要な料金体制についても紹介します。
表示される場所
出稿した際、プロモツイートが表示される場所は以下の4箇所です。
- トレンドテイクオーバーの検索結果
- タイムライン
- アカウントのプロフィール
- 公式Twitterクライアント(公式アプリを使用している画面上)
トレンドテイクオーバーとは、Twitter上の流行と連動しているページのことです。
以下の画像のように、虫眼鏡タブをタップして表示される画面のことです。
通常のツイートのようにタイムラインのみで表示されるわけではないため、トレンドやGoogleの検索などでプロフィールに直接アクセスした方へもアピールできます。
表示されるタイミング
Twitter社は利便性を考え、ユーザーが1日に目にするプロモツイートの数を制限しています。
また同じプロモツイートは、一度の出稿につき一度しか、同じユーザーのタイムライン上には表示されません。
また、通常ツイートとわかりやすくするために、ツイートの左下には「プロモーション」と記載されています。
料金体系
プロモツイートの料金はオークション方式が取られています。
広告を出すには、同じターゲティングをしている企業と入札額を競い合って決めます。
例えば、自社がキーワード「サッカーボール」に興味を持つユーザーをターゲティングしているとします。
その場合、同じキーワード「サッカーボール」で広告を出したいと考えている企業とオークションで競い合うことになるということです。
また、入札単価は以下の要素によって変化します。
- 広告の魅力
- ターゲティングしているユーザーの人数
- 同じユーザーにターゲティングしている企業の数
- 入札額
ただし、オークションで選ばれたとしても、出稿するだけであれば支払いはありません。
料金が発生するのは、ユーザーがツイートをクリックする、いいねするなどのアクションを起こしたときです。
参考:入札とオークションに関するよくある質問|Twitter
プロモツイートの特徴
プロモツイートには、以下2つの特徴があります。
- ユーザーに向けて自然にアピールできる
- 個人も出稿可能
特徴を知り自社商品やサービスとの親和性があるかを考えましょう。
ユーザーに向けて自然にアピールできる
プロモツイートは、タイムラインや検索画面の結果など、ユーザーが普段見ている画面に表示されます。
特別なページを開いて見るわけではないため、ユーザーに向けて自然に自社商品やサービスをアピールできます。
また、広告感を感じにくいことで、いいねやリツイート、返信をしてもらえる確率が高くなります。
リツイートやいいねをされれば、直接的にプロモツイートが表示されていないユーザーも閲覧することになり、認知度も高まりやすいといえるでしょう。
個人も出稿可能
プロモツイートは企業のみの特権ではなく、個人でも出稿可能です。
個人ブログやサイトを広めようと、多くの方が個人でも出稿しています。
個人で出稿している方がいるのは以下の2つの理由からです。
- 出稿のみであれば支払いはない
- 自分で支払う金額をあらかじめ予測することができる
間口が広く、大企業だけでなく予算の少ない企業や個人でも出稿しやすいのも大きな特徴といえるでしょう。
プロモツイートの注意点
プロモツイートは利便性が高く、また手ごろに利用できる広告です。
しかし、以下のような点に注意しなければなりません。
- 広告が炎上する可能性もある
- 他SNSと比較するとターゲティングの精度は低い
プロモツイートが持つデメリットも把握した上で、運用を開始しましょう。
広告が炎上する可能性もある
プロモツイートは通常ツイートと同様に返信でき、コメントをつけられます。
広告に対して好意的なコメントがくることもありますが、内容によってはネガティブな意見が多く寄せられる可能性もあります。
返信したコメントは他のユーザーも閲覧できるため、ネガティブな意見を読んだ他のユーザーがさらに否定的なコメントを寄せて、雪だるま式に炎上する危険性もあります。
プロモツイートの運用を開始する前に、炎上した際の対策を練っておきましょう。
他SNSと比較するとターゲティングの精度は低い
Facebookのような個人情報を詳しく登録するSNSと比較すると、Twitterは登録時にプロフィールを詳細に記載する必要がありません。
そのため、他のSNSと比較するとターゲティングの精度が低い傾向にあります。
しかし、どんな広告でも一度で成功することはありません。
より効果の高い広告運用を行うためには、仮説検証を繰り返し、様々な角度からユーザーにアプローチする必要があります。
出稿が安価であることを活かし、あえて違いをつけた複数の広告を一度に打ち出すのも、検証方法としては有効です。
Twitterプロモツイートを使用した企業の事例
プロモツイートを利用して多くの企業が自社の利益を向上させています。
その中でも、フリマアプリを運営する「メルカリ」はプロモツイートを利用し9万人のフォロワーを増加させました。
メルカリは自社ユーザーとTwitterの親和性が高いと考え、ハッシュタグ「#メルカリのモノガタリ」を使用し、数名の作家に依頼したプロモツイートを含めた広告を実施しました。
結果的に、累計RT数5万、累計インプレッション8,700万件、平均エンゲージメント率10.4%と、高い成果を上げました。
自社ユーザーとの親和性やユーザーに合わせた広告を打ち出すことで、多くのユーザーを巻き込めることを実証した良い例です。
参考:約9万のTwitterフォロワー増加と高エンゲージ獲得を実現!メルカリの「モノガタリ」成功の理由|Twitter
プロモツイート実施するやり方
プロモツイートの運用を開始するには以下の3つの手順が必要です。
- キャンペーンの設定
- ターゲットを設定する
- 予算を設定する
それぞれの手順を、画像も使いながら説明します。
キャンペーンの設定
Twitterにログインした後、Twitter広告のサイト(https://ads.twitter.com/)にアクセスしてください。
スマートフォンでは出稿できないため、必ずPCでログインしましょう。
- 国を選択する画面が表示されるため、居住地を選択する
- 「次に進む」をクリックする
- 「目的を選択してください」と表示されるため、出稿の目的をクリックする
例えば、ウェブサイトの訪問者数増加を目的としている場合は「ウェブサイトの訪問者数」を選択する
- 選択後、右下の次をクリックする
- 広告のテキストを入力する
右に表示されているプレビューを見ながらテキストを打ち込む
ターゲットを設定する
- 「オーディエンス特性」をクリックして、ターゲットの性別、年齢、場所、言語をクリックする
- 「ターゲティング機能」をクリックしてターゲットが使用しているキーワードや利用端末などを選択する
予算を設定する
- 予算と出稿の期間を選択する
※予算は米ドルでの入力のため注意する
- 「お支払い方法」で支払いに使用するクレジットカードを登録する
- 「右下のキャンペーンを開始 」をクリックすれば完了
まとめ
プロモツイートを利用すれば、現在取り扱っている自社の商品やサービスを多くの方に認知、利用してもらえる可能性が高くなります。
いいねやリツイートなどユーザーからのアクションがあるまでは出稿も無料で利用可能です。
Twitterを商用利用するのであれば、プロモツイートは活用したい機能です。
しかし、ツイート内容や商品によっては批判が集まり、炎上する可能性もあります。
安価でハードルが低いプロモツイートでも気を抜くことなく、ツイートやクリエイティブには注意を払い運用を行いましょう。