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オンラインコミュニティとは?種類や作り方、成功事例について紹介

2023年06月27日

共通の趣味を持つ人や同じ商品やサービスを好きな人とインターネット上で出会える「オンラインコミュニティ」。 SNSの普及やコロナウイルスの影響により利用者が増加し、2021年には74万人、市場規模98億 […]

共通の趣味を持つ人や同じ商品やサービスを好きな人とインターネット上で出会える「オンラインコミュニティ」。

SNSの普及やコロナウイルスの影響により利用者が増加し、2021年には74万人、市場規模98億円の大きな市場となっており、今後もさらなる成長が見込まれています。

本記事では、オンラインコミュニティの作り方や注意点、成功事例を紹介します。


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オンラインコミュニティとは

オンラインコミュニティとは、インターネットを通じて共通の興味や趣味を持つ人々が集まり情報交換や意見交換をおこなう場です。

企業コミュニティやオンラインサロン、地域コミュニティなどさまざまな種類があり、知識の共有の場や同じ趣味嗜好を持つ人同士のコミュニケーションの場として活用されています。

オンラインコミュニティの種類一覧

オンラインコミュニティは、大きく6つに分類されます。

  1. 企業コミュニティ
  2. ファンコミュニティ
  3. オンラインサロン
  4. ナレッジコミュニティ
  5. 趣味コミュニティ
  6. 地域コミュニティ

それぞれのコミュニティによって運営元や目的が異なります。

企業コミュニティ

企業コミュニティとは、特定の企業やブランドに関連するオンラインコミュニティで、企業がマーケティング目的で作るコミュニティを指します。

コミュニティ限定の割引やポイント付与により顧客の満足度をあげられるだけでなく、製品やサービスに関する情報交換やサポートによって、顧客信頼性やブランドイメージの向上に役立てられています。

ファンコミュニティ

ファンコミュニティは、特定のアーティストや映画などのエンターテインメント、スポーツチームなどのファンのためのオンラインコミュニティです。

コロナウイルスの拡大によってオフラインでの活動が制限され、収益が減ってしまったアーティストやスポーツチームなどが、新しいビジネスモデルとして取り入れています。

ファン同士が情報交換や議論によって絆を強めるだけでなく、グッズ購入や資金援助による収益など、運営側にとって継続的な活動を支える場となっています。

オンラインサロン

オンラインサロンは、特定の分野の専門家が知識や技術を提供する場として作られているオンラインコミュニティです。

特定のトピックに興味を持つ方や専門家が参加し、情報交換や議論できるのが特徴です。

主催者の知名度によって参加者数が増える傾向にあり、専門的な知識を持つ著名人が月額制で運営している場合が多く見られます。

オフラインでのセミナーや講演会ができなくなった影響で、需要が高まっています。

ナレッジコミュニティ

ナレッジコミュニティは、特定の分野に関心を持っている人々が集まり情報や知識を共有することを目的とするオンラインコミュニティです。

「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」のように、Q&A方式でオープンに知識を共有しあうパターンもあれば、企業が社員限定のクローズドに運用し、教育コストの削減に役立てているパターンもあります。

趣味コミュニティ

趣味コミュニティは、共通の趣味や興味を持っている人々が集まり情報交換や交流をすることを目的とするオンラインコミュニティです。

情報やリソースの共有に留まらず、一緒に趣味を楽しみ、新しいアイデアや創造的なアプローチを発見できる場となっています。

地域コミュニティ

地域コミュニティは、地域内に居住する人々が集まって、情報交換や交流をすることを目的とするオンラインコミュニティです。

ご近所付き合いのような交流の場としてだけでなく、地域内の課題の解決にメンバー同士で取り組めるといった、地域に貢献するコミュニティが増加しています。

オンラインコミュニティのメリット

オンラインコミュニティを運営することで、メンバーにはもちろん運営側にもさまざまなメリットがあります。

自社のサービスや商品に興味関心があるユーザーに、直接意見を聞いたり議論したりする場を設けられます。

ユーザーのリアルな声はマーケティングに役立てることが可能です。

またオンラインコミュニティは、メンバー同士で影響しあい、企業に対するロイヤリティの向上やファン化に繋げられる場として活用できます。

ロイヤリティ向上のためには、コミュニティのエンゲージメント率を高めたり、メンバー間の信頼関係を高める必要があります。

企業側の情報提供やサポートはもちろん、メンバー同士に共有の目的を達成させるようなリソースの提供で一体感を持たせ、ロイヤリティの向上に繋げることが重要です。

ユーザーの声を聞き、次の施策に活かせる

オンラインコミュニティは、メンバーのニーズやフィードバックを直接知れるため、商品設計や施策の改善に役立ちます。

不特定多数の人を対象にマーケティングリサーチをおこなうよりも、よりクローズドな環境でのユーザーの議論や意見を拾い上げられるため、企業にとって確実で信用できるリサーチの場となります。

オンラインコミュニティの作り方

オンラインコミュニティは下記の手順で作るのが一般的です。

  1. オンラインコミュニティのコンセプトを決める
  2. 運営方法を決める
  3. 参加費用を決める
  4. SNSなどで集客する

オンラインコミュニティを作る際は、準備が重要です。

しっかりとコンセプトや運営方法を決めるようにしましょう。

関連記事:オンラインコミュニティの作り方|各工程でのチェックポイントも解説

1.オンラインコミュニティのコンセプトを決める

オンラインコミュニティを作る際にまず重要なのが、企業の課題を把握してコンセプトを制定することです。

オンラインコミュニティを作ることでどんな課題を解決したいのか、またどんな目標を達成したいのかなどを最初に決めることにより、ターゲットを明確にできます。

また、自社のブランドイメージを守ったコンセプト作りも、競合他社のコミュニティとの差別化において重要な要素です。

2.運営方法を決める

企業の課題から制定したコンセプトに沿って、コミュニティの目的や規模に応じたコンテンツやコミュニケーションツールを選定しましょう。

自社で0から作成するのがベストではあるものの、技術や費用、サポートの手間が必要になります。その

ため、コミュニティ運営に特化した「coorum(コーラム)」や「CAMPFIRE(キャンプファイア)」、「commmune(コミューン)」などのプラットフォームを利用するのがおすすめです。

なお、弊社でもブランディングを支援するファンマーケティングソリューションサービス「Disco」をご提供しています。

オンラインコミュニティを始めてみたいとお考えのご担当者・経営者の方はぜひサービス資料をご覧ください。

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3.参加費用を決める

オンラインコミュニティの参加費用は、コミュニティの目的や規模、内容などによって無料から月額数万円のものまでさまざまです。

無料のコミュニティでは気軽に参加しやすくメンバーの母数を増やすことは容ですが、参加後のエンゲージメントは有料のものと比較すると低くなります。

有料の場合は入会のハードルが高まる反面、質の高いユーザーが集まりやすくなります。

コミュニティコンセプトによって会費設定の見極めが必要です。

4.SNSなどで集客する

オンラインコミュニティの集客方法は市場やターゲット顧客に合わせて柔軟に適用することが重要です。

不特定多数へアプローチできるSNSでの集客にするのか、より興味関心の深いユーザへ直接的にアプローチできるDMでの集客にするのかなど、コミュニティの目標人数や費用に合わせて集客方法を選定することが重要です。

オンラインコミュニティを作る際の注意点

企業、メンバー双方にとって価値の高いオンラインコミュニティを作るためには、以下2つのポイントが重要です。

  1. 利用規約を決めておく
  2. 情報漏えい・著作権侵害に気を付ける

多くの人が利用する場だからこそ重要になる、2つのポイントを説明します。

利用規約を決めておく

コミュニティ内での行動規程・禁止事項・利用者の責任などを明示することはコミュニティの存続のために欠かせないポイントです。

最初に利用規約や罰則を制定することにより、誹謗中傷や嫌がらせ、不適切な行動などによるトラブルを未然に防ぎ、快適なコミュニケーションの場作りや、企業イメージを守れます。

情報漏えい・著作権侵害に気をつける

個人情報や企業の秘密情報などが外部に漏れると、企業のイメージを傷つけるだけでなく、実際に大きな損害をもたらす可能性があります。

また、コミュニティ内で投稿された作品に著作権が存在する場合、許可なく複製したり配布することは著作権法に違反するため注意が必要です。

これらを遵守するために、適切なアクセス権限の設定や、著作権に関するルールをあらかじめしっかりと明示することが重要です。

オンラインコミュニティの成功事例3選

オンラインコミュニティは、多種多様な業界で多くの企業が導入しており、企業のコンセプトによって、運営方法は大きく異なっています。

明確なコンセプト設定によりコミュニティ運営を成功させている企業を3社紹介します。

BASE FOOD

BASE FOOD Lab

2016年から「主食のイノベーション」を掲げ完全栄養食を提供しているBASE FOODが運営する「BASE FOOD Lab」は、ヘルシーな食生活の推進を目的としたオンラインコミュニティの事例として有名です。

現在2.5万人の利用者を誇っており、スタッフからのおすすめレシピの紹介や、メンバー同士の健康的な食事に関する情報交換などにより、LTVの向上やサブスクリプションの解約率減少、新規顧客獲得といった成果を生み出しています。

シャープ

ホットクック部

電子製品を製造する日本の多国籍企業であるシャープ株式会社は、自社製品「ヘルシオホットクック」の公式オンラインコミュニティ「ホットクック部」を運営しています。

会員登録によりメンバー同士のコミュニケーションや、メンバーが考案したレシピや活用術の投稿ができます。

閲覧は誰でもできるというのが大きな特徴で、これからヘルシオホットクックを購入したい人が参考にできるため新規顧客の購買に繋がっています。

森永製菓

エンゼルPLUS

森永製菓のオンラインコミュニティである「エンゼルPLUS」は、レシピ投稿やクイズなど、気軽に楽しめるコンテンツを提供しているコミュニティです。

情報提供やコミュニケーションの場としてのみならず、メンバー限定の「盛り上がった賞」やお菓子が当たるキャンペーンを提供する、エンゲージメントの高いコミュニティとして注目されています。

まとめ

今回は、さまざまな種類のオンラインコミュニティを紹介しました。

コロナウイルスによりオンライン上でのコミュニケーションの需要が増えてきている今、オンラインコミュニティは社会に新たな変化をもたらす可能性を秘めているといえます。

企業にとってもオンラインコミュニティの運営による付加価値の提供が可能になるため、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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