SNS採用とは、SNSを活用した企業の採用活動です。
近年のSNS普及に伴い、導入する企業が増えています。
本記事では、SNS採用が広がる背景や導入のメリット、企業の事例を紹介します。
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SNS採用とは?活用が広がる背景
SNS採用はソーシャルリクルーティングとも呼ばれる、SNSを活用した採用活動です。
近年は少子高齢化に伴い、労働人口が減少していたり、求職者よりも求人数が多い「売り手市場」が続いていたりします。
優秀な人材を確保するためには他社と差別化したアプローチが必要であり、表現の自由度が高いSNSを活用した採用活動が注目されているのです。
SNS利用者数が増加したため、求職者へアピールしやすくなった
『令和5年度版情報通信白書』によると、日本のSNS利用者は2024年度時点で8,452 万人にのぼり、総人口の約8割がなんらかのSNSを利用しています。
現代においてSNSは、情報発信のスタンダードなツールとして確立されており、企業のSNS活用は求職者への情報提供手段として必須といえるでしょう。
また、プラットフォームごとでメインの年齢層が異なる点もポイントで、自社が求めるターゲットに絞ってのアプローチも可能です。
SNSを情報収集に使うZ世代が労働市場に参入
1990年代後半から2000年代初頭に生まれたZ世代は、幼い頃からインターネットやスマートフォンに親しみ、SNSを通じたコミュニケーションや情報収集が日常の一部となっています。
Z世代が労働市場に参入してきたことで、世代に合わせたSNSでの情報発信や採用活動を行う企業が増えてきています。
SNSを通じて企業のビジョンや文化を伝えられれば、Z世代への魅力的な職場環境アピールにつながるのです。
採用にSNSを活用する5つのメリット
採用にSNSを活用するメリットは下記の5つです。
- 自社を知らない潜在層にもアプローチできる
- 画像や動画により自社の魅力が伝わりやすい
- 初期コストをかけずに運用が可能
- 投稿作成の難易度が低い
- 双方向のコミュニケーションができる
自社を知らない潜在層にもアプローチできる
SNSでは知り合いの投稿やシェアによる採用情報の拡散が狙えます。
短期間で幅広いターゲット層に情報を届けたり、自社を認知していない潜在層へもリーチしたりできます。
そのため、企業の認知度が低い場合でも多くの候補者に情報を届けられる可能性があり、従来の採用活動よりも能動的にアピールできるでしょう。
また、多くのエンゲージメント(いいねやコメントなど)を集めている投稿は信頼性が高く、企業の好感度の向上につながる場合もあります。
画像や動画により自社の魅力が伝わりやすい
SNSアカウントで発信すると、テキストだけでなく画像や動画を通じて社内の環境や企業文化を伝えられます。
求職者に自社の魅力が伝わりやすく、興味を持ってもらいやすいといえます。
社員インタビューやオフィスツアーなど企業の日常を見せることで求職者のエンゲージメントを高められれば、社風にあう求職者のエントリーも期待できるでしょう。
初期コストをかけずに運用が可能
SNSアカウントの多くは無料で開設できます。
運用の人的コストはかかるものの、発信自体は基本的に無料で行えるため、低コストで運用が可能です。
また、SNS内で広告を出稿する場合でも、1円単位から設定ができ、年齢層や在住エリアなど細かなターゲティングができるため、コストを抑えて効果的に認知を高められる点もメリットといえます。
採用までの時間を短縮できる
SNS採用では、担当者が普段から慣れ親しんだインターフェースをそのまま利用できるため、特別なスキルや知識が不要です。
投稿内容も短文や写真、動画が中心であり、求人情報を作成するのに比べて作成時間を短縮できます。
短い時間で求職者が求める効果的な情報を投稿することで、お互いの理解を迅速に進められるでしょう。
結果的に、入社後のミスマッチを防ぎ、定着率の向上にもつながります。
双方向のコミュニケーションができる
SNSにはコメント機能やメッセージ機能があり、求職者との双方向のコミュニケーションが可能です。
求職者からの質問を募集してやりとりをしたり、企業の評価を聞いたりすることもできます。
コメント対応や質問への回答によって求職者が企業への理解を深められると、双方の理解が深まり応募のミスマッチ低減にもつながります。
SNS採用の注意点
SNS採用を行う際の注意点は主に以下の3つです。
- 単純に投稿するのみでは効果が出ない
- 企業イメージ低下のリスクに留意した運用が必須
- 運用経験のある人員の確保が必要
とくにSNSは情報の拡散力が強いため、悪意のある書き込みや誤解を招く内容が瞬く間に広がってしまうおそれがあります。
企業としてはまず、SNS利用のルールとポリシーを明確に策定し、全従業員に徹底周知することが重要です。
また、すぐに対応が求められる状況に備えておくことも重要です。
日頃から潜在的なトラブルに対応できる体制をつくっておき、SNSの監視から対策まで行う人員を確保しておきましょう。
プラットフォーム別SNS採用の特徴
SNSはプラットフォームごとに利用者属性や機能が異なります。
採用ターゲットや自社の強みに合わせた使い分けが大切です。

関連記事: SNS利用者数をランキングで紹介!日本で人気のある9つのSNSの特徴についても解説
LINE|友だち機能をカジュアルな呼びかけに活用できる
LINEはメッセージアプリとSNS機能を兼ねたプラットフォームです。
日常的な利用を前提にしており、コミュニケーションのハードルを下げられます。
LINE[国内ユーザー数 約1億人] | |||
利用率 | 活用方法 | ||
全世代平均 | 94.0% | 新卒採用◯ | 中途採用◯ |
20代 | 98.6% | ・説明会や面接などの登録 ・登録後の情報連携 ・LINE公式アカウントの友だち登録機能による、多数の候補者との一括コミュニケーション | ・カジュアルな情報交換 ・面談のスケジュール調整 ・面談前後のフォローアップ |
30代 | 98.0% | ||
40代 | 95.0% |
LINEのメリットは、求職者が使い慣れたプラットフォーム上で直接メッセージを届けられる点です。
しかしプライベートなコミュニケーションプラットフォームのため、拡散には向きません。
また、メールや電話に比べるとフォーマルな印象に欠けるため、オフィシャルな連絡に活用する際は注意が必要です。
X(旧Twitter)|トレンドを利用した検索で情報拡散を狙える
X(旧Twitter)は短文投稿でリアルタイムな情報共有が可能です。
トレンド機能を活用して採用情報を拡散できます。
X(旧Twitter)[国内ユーザー数 約6,600万人] | |||
利用率 | 活用方法 | ||
全世代平均 | 45.3% | 新卒採用◯ | 中途採用◯ |
20代 | 78.8% | ・リアルタイムの情報発信 ・イベント告知 ・ハッシュタグによるリーチ (例:「#XX年卒採用」「#インターン募集」) | ・業界のトレンド発信 ・ハッシュタグによる転職潜在層へのリーチ(例:「#中途採用」「#広報職募集」) |
30代 | 55.5% | ||
40代 | 44.5% |
Xのメリットは投稿が拡散されやすく、共感を呼ぶ魅力的な投稿やトレンドに乗った投稿はリーチが伸びやすい点です。
一方で投稿一つひとつの寿命が短く流れやすいデメリットがあります。
拡散されやすいぶん炎上のリスクもあるため、予防策を検討しておきましょう。
関連記事:X(旧 Twitter)運用のコツ!集客で失敗しないフォロワー獲得の考え方、運用成功例を解説!|【法人向け】
Instagram|ビジュアルで若年層に情報を拡散できる
Instagramはビジュアル重視のSNSのため、写真や動画で企業の魅力を伝えて、共感を呼びたい場合に最適です。
Instagram[国内ユーザー数 約6,600万人] | |||
利用率 | 活用方法 | ||
全世代平均 | 50.1% | 新卒採用◯ | 中途採用△ |
20代 | 73.3% | ・画像や写真を組み合わせた企業文化のPR ・ストーリーズ機能を用いたリアルタイムの情報発信(例:採用イベントの様子) | ・視覚的に魅力が伝わりやすい業界、職種なら効果が高い(例:建築、デザインなど) |
30代 | 63.7% | ||
40代 | 48.8% |
Instagramのメリットは、画像や動画を多用できる点です。
オフィスや社員の様子などがよりリアルに伝わります。
注意点はテキスト情報が優先されず詳細説明に向かない点です。
また、画像や動画の制作には一定の手間がかかるため、あらかじめ投稿計画を練っておきましょう。
関連記事:インスタ 採用(2月作成記事)
Facebook|信頼性とターゲティング機能が中途採用に効果的
Facebookはビジネス活用に強く、実名登録が基本のため発信情報の信頼性が高いSNSです。
Facebook[国内ユーザー数 約2,600万人] | |||
利用率 | 活用方法 | ||
全世代平均 | 29.9% | 新卒採用✕ | 中途採用◯ |
20代 | 27% | ・若年層の利用率が低く情報拡散力が低いため、不向き | ・企業ページでの発信(例:イベント写真の共有、インタビュー動画の投稿など) ・広告機能やターゲティング設定を用いた求人ページへの誘導 ・イベントページ作成機能による求人イベントの参加者募集 |
30代 | 46.5% | ||
40代 | 38.2% |
Facebookは、登録者の年齢・学歴・所属先情報から広告ターゲティング精度が担保されています。
注意点は、10代から20代へのアプローチに不向きな点です。
新卒採用では別のSNS利用を検討してください。
YouTube|長尺から短尺まで映像で企業のリアルを伝えられる
YouTubeは動画再生に特化したプラットフォームです。
動画コンテンツで企業の魅力を深く伝え、幅広い層にリーチしたい場合に最適です。
YouTube[国内ユーザー数 約7,100万人] | |||
利用率 | 活用方法 | ||
全世代平均 | 87.1% | 新卒採用◯ | 中途採用◯ |
20代 | 98.2% | ・オフィスツアー動画や社員の1日密着動画の投稿 ・ライブ配信機能による企業説明会やQ&Aセッションの配信 | ・企業の歴史や理念、専門性を紹介する動画投稿 ・社員のインタビュー動画によるキャリアパス紹介 |
30代 | 94.7% | ||
40代 | 89.0% |
YouTubeは短尺から長尺までさまざまなジャンルの動画が投稿できるため、映像によるメッセージを自由に伝えられます。
全年代で利用率が高く、幅広い応募者にリーチできる点もメリットです。
一方で長尺動画の投稿には制作コストと時間の確保が必要です。
他社のYouTubeと差別化するにはコンテンツの質も問われます。
SNS採用の企業事例2選
各プラットフォームの特徴をふまえた採用情報発信の事例を2つ紹介します。
株式会社あつまる|X(旧Twitter)でリアルタイムに情報を発信
新卒採用のアカウントにて、説明会やオフィスレポートなどを発信しています。
「働きがいの高さ」をアピールする投稿もあり、求職者からの信頼性を高めています。
※GPTW Japanの「働きがいのある会社」ランキング 小規模部門1位を3年連続獲得(2022年~2024年)
株式会社山善|Instagramのビジュアルで事業や社員の魅力を紹介
採用担当のアカウントにて、1,735人のフォロワーを獲得しています。(2025年2月時点)
自社のあつかう消費財や生産財についてかみ砕いて紹介する投稿もあり、事業への理解を深められます。
ストーリーズのショートインタビューや採用担当者の自己紹介投稿から、社員の雰囲気も伝わります。
SNS採用代行にはSUPがおすすめ
SNSを活用した採用活動では、プラットフォームの特徴を的確に利用して採用したい人材へのアプローチを進めることが大切です。
本記事を参考に、自社にあったSNS採用を検討してみてください。
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