インターネットの普及と動画配信技術の進歩により、セミナーの開催もオンラインで行う企業が増えてきています。
本記事は「自社でもオンラインセミナーを開催したいが何からしたら良いかわからない」「事前準備はどうしたら良い?」といった、初めてオンラインセミナーの開催を検討されている方に向けたものです。
オンラインセミナーの種類や開催方法はもちろん、初めてでも失敗しないための事前準備と注意事項について解説します。
オンラインセミナーの種類は大きく分けて2つ
インターネットを利用して開催されるオンラインセミナーですが、主な配信方法として「ライブ配信(リアルタイム配信)」と「オンデマンド配信(録画配信)」が挙げられます。
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ライブ配信(リアルタイム配信)
事前に配信時間を告知し参加者を集い、リアルタイムで配信する方法。
配信中は、参加者の表情や声などの反応がリアルタイムで感じられ、質疑応答の時間を設けることで双方向性のコミュニケーションがとれるメリットがあります。
一方で、配信中に映像や音声が途切れるといったアクシデントへの備えも必要です。
オンデマンド配信(録画配信)
録画しておいたセミナー映像を、告知した日時に配信する方式。
事前に動画を録画しておくことで、動画の取り直しや編集ができるためクオリティの高い動画を配信できます。
しかし、ライブ配信のような臨場感がなく企業側からの一方通行な内容になるため、参加者の集中力を維持するのが難しいというのがデメリットです。
オンラインセミナーの開催方法・事前準備
オンラインセミナーを開催する際に必要な事前準備は、以下の5つです。
- ターゲット選定・目的を決める
- 開催日時・進め方を決める
- 事前にセミナー告知・案内メールをする
- ウェビナーツールを選定する
- 開催後の参加者へのアンケートを用意する
1.ターゲット選定・目的を決める
何のためにどんな人に聞いてほしくてセミナーを開催するのでしょうか?
セミナーの目的が新規顧客の開拓なのか、既存顧客のフォロー・アップセル・クロスセルなのか、ターゲットを絞り目的を明確にしましょう。
2.開催日時・進め方を決める
セミナー会場を利用する場合や外部から講師を呼ぶ場合など日程調整が必要です。
また、初めてオンラインセミナーを行うのであれば、資料作成やセミナーツールの選定など事前にすべきことが特に多くなるため開催までの日程には余裕を持ちましょう。
当日の進め方や流れを確認するためにリハーサルも必須です。
3.事前にセミナー告知・案内メールをする
事前の告知をしなければ参加者は集まりません。セミナーの内容だけにとらわれず、告知や案内にもしっかり取り組みましょう。
まずは自社のホームページにオンラインセミナーのイベントページを作成し、参加者がスムーズに申込できるよう応募フォームも設置します。
ターゲット層の特性に合わせて、SNSや特定のコミュニティでの告知もおこないましょう。
4.ウェビナーツールを選定する
ウェビナーツールの選定ポイントは以下の3つです。
- 参加人数
- 利用料金
- 機能
ウェビナーツールには、それぞれアンケート機能や録画機能などさまざまな特徴があります。
セミナーの参加人数や予算などを考慮しながら自社にあったウェビナーツールを選びましょう。
ここでは、代表的なウェビナーツールを5つご紹介します。
5.開催後の参加者へのアンケートを用意する
アンケートは「お客様の声」が聞ける最大のチャンスです。
自社の商品・サービスについてはもちろん、開催したセミナーの感想を次回のセミナーに活かしましょう。
またアンケートに回答してくれた場合の特典があると、参加者からの回答が集めやすくなります。
オンラインセミナー開催のメリット
オンラインセミナーを開催するメリットとして以下の3つが挙げられます。
- セミナーのコストを削減できる
- 参加者が場所を気にせずセミナーに参加できる
- 主催側・参加者側にとってよりわかりやすく質の高いセミナーになる
セミナーのコストを削減できる
オフラインでセミナーを開催する場合、窮屈に感じない広い会場を用意しなければいけません。
また、参加者に配布する資料も紙ベースであればお金がかかります。
参加者が場所を気にせずセミナーに参加できる
オンラインであれば居住地に関係なくネットがつながる環境であればセミナーに参加することが可能です。
また参加者側からするとセミナー会場へ行く交通費もかからないため、オフラインよりも気軽に参加できます。
主催側・参加者側にとってよりわかりやすく質の高いセミナーになる
オンデマンド配信(録画)のセミナーであれば、参加者は動画を一時停止したり繰り返し視聴することで、聞きそびれることなくより理解を深められます。
また主催側もよりわかりやすい言い回しに何度でも変更でき、視覚効果の高く観ている人を飽きさせないための写真やテロップなどを動画に組み込むことも可能です。
オンラインセミナー開催時の注意事項
オンラインセミナーを開催する際の以下3つの注意事項について解説します。
- 使用するウェビナーツールは参加者に伝えておく
- セミナー運営が初めてであれば貸し会議室を利用する
- 参加費用が無料か有料かでセミナー時間を考える
使用するウェビナーツールは参加者に伝えておく
初めて利用するウェビナーツールは、事前にダウンロードや環境設定が必要な場合があります。必ず事前に伝えておきましょう。
また当日は、ツールに慣れていない参加者が出た場合に対応できるスタッフを待機させておくことで進行を中断することなくスムーズなセミナーがおこなえます。
セミナー運営が初めてであれば貸し会議室を利用する
貸し会議室を利用した場合、以下の3つのメリットが挙げられます。
- 高速・安定のインターネット環境
- 配信機材が充実
- 会場スタッフによる配信サポート
配信機材として何が用意されているか、会場スタッフがどこまでサポートしてくれるかなどは会場によりますが、セミナー開催のための準備や負担を軽減できます。
参加費用が無料か有料かでセミナー時間を考える
オンラインセミナーでは、自宅のような気の休まる場所からの参加や周りに人目のない環境からの参加が多いため参加者の集中力持続が難しいとされています。
また参加費を支払っている場合とそうでない場合では、意欲に差が出ることもあるため、無料であれば30分前後、有料であれば1時間程度など開催時間を考慮することも重要です。
まとめ
オンラインセミナーについて開催方法や事前準備、注意事項をご紹介しました。
オンラインセミナーは、オフラインよりもコストを抑え自社の商品・サービスをアピールするだけでなく、参加者との意見交換もできます。
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