近年SNSマーケティングが重要視される中で、企業にとってX(旧Twitter)の運用が欠かせません。
本記事では、X(旧Twitter)分析ツールの基本的な機能や選び方のポイント、おすすめのツールを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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X(旧Twitter)の分析ツールでできること
X(旧Twitter)分析ツールは、主に以下のデータの把握に活用します。
フォロワーのユーザー属性 | 年齢層・性別・地域・興味・関心など |
投稿のエンゲージメント率 | 投稿に対して「いいね」「コメント」「シェア」「クリック」などを行った割合 |
競合状況 | 他社や類似ブランドのフォロワー数、投稿頻度、エンゲージメント率との比較 |
多角的なデータを効率よく分析できれば、自社アカウントの運用やマーケティング施策の改善などをスムーズに進められます。
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X(旧Twitter)分析ツールの3つの種類と活用メリット
X(旧Twitter)分析ツールには下記の3種類に分けられます。
- ソーシャルリスニングツール|キーワード分析を強化できる
- 投稿管理・ツイート分析ツール|運用の効率化を実現できる
- アカウント・フォロワー分析ツール|効率的な運用の手がかりを発見できる
ソーシャルリスニングツール|キーワード分析を強化できる
ソーシャルリスニングツールでは、X(旧Twitter)上の大量の投稿から指定したキーワードやハッシュタグの情報を抽出できます。
市場ニーズやブランドの反響を調査でき、製品やサービスの開発に活かすことが可能です。
ツールの主な機能は、ソーシャルメディアからのデータ収集や収集したデータを基にした分析、レポーティングなどがあげられます。
投稿管理・ツイート分析ツール|運用の効率化を実現できる
投稿管理ツールは、投稿日や投稿内容の予約ができたり、インプレッション数やエンゲージメント率などのKPIの計測ができたりするツールです。
アカウント情報の計測やツイートの自動投稿などにより、効率的な運用を支援します。
ツイート分析ツールはアカウントや投稿の情報を数値化するツールです。
投稿による反応や競合アカウントの分析などができます。
どちらのツールにも定義はなく、両機能を担っているツールもあれば一部機能に特化したツールもあります。
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アカウント・フォロワー分析ツール|効率的な運用の手がかりを発見できる
アカウント分析ツールは、自社・他社アカウントを分析し、フォロワー属性や投稿傾向などを把握できるツールです。
主な機能は次のとおりです。
- 投稿内容の分析
- フォロワーの属性分析(性別、興味・関心、活動時間など)
- フォロワー数推移の分析
競合のアカウントの分析ができれば、自社にとって効果的なSNSマーケティングの戦略立てに役立ちます。
たとえば、競合が高いエンゲージメント率を誇る投稿の内容やタイミングを把握すれば、自社の投稿改善に活用できるでしょう。
X(旧Twitter)分析ツールの選び方のポイント
X(旧Twitter)分析ツールを選ぶ際に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
ポイント | 概要 |
自社の利用目的に合っているか | フォロワー分析や競合分析、エンゲージメント測定など、目的に合った機能が揃っているかがポイント |
コストが予算に見合っているか | 無料プランや試用期間がある場合、実際の使い勝手を確認した上で、費用対効果を検討する |
検索性が高いか | 必要なデータや過去の投稿分析が簡単に見つかるか |
チーム機能があるか | 担当者が複数でも情報共有や作業分担がしやすいか |
操作がしやすいか | 直感的な操作で日常的に活用しやすいか |
サポート体制が手厚いか | 導入後に困ったとき、迅速に対応してくれるサポート体制があるか |
上記のポイントを踏まえ、おすすめのX(旧Twitter)分析ツールを種類別に紹介します。
ソーシャルリスニングツールのおすすめ
X(旧Twitter)ではユーザーの声やトレンドを迅速にキャッチできます。
「顧客の声」を効率的に収集・分析できるおすすめのソーシャルリスニングツールは以下の2つです。
- 無料|Twittrend
- 有料|Buzz Finder
無料|Twittrend
Twittrend(ついっトレンド)は、国内外のTwitterトレンドを無料で確認できるツールです。
リアルタイムのトレンドに加え、数時間前や数日前のトレンドもチェックできるため、最新の話題を逃さず把握できます。
日本の主要都市や海外の国別にトレンドワードが確認でき、地域ごとの関心の違いも簡単に把握できます。
地域ごとのトレンドが把握できると、各地域のターゲットユーザーに合わせた情報発信が可能です。
たとえば、都市ごとに異なる人気の話題やキーワードを取り入れた投稿は共感を得やすくなり、エンゲージメント率の向上につながります。
有料|Buzz Finder
Buzz Finder(バズファインダー)は、ブランドセーフティを強化し、顧客の声を事業改善に活かせる費用対効果の高いツールです。
X(旧Twitter)上の全投稿をほぼリアルタイムで収集し、瞬時に分析・通知可能です。
また、X(旧Twitter)以外のSNSも対象にしているため、ネット上の炎上へ迅速に対応できます。
また、データクレンジング機能を活用すれば、自動的に不要な投稿を除去できるため、効率の良い情報収集が可能です。
ソーシャルリスニングの精度が高まり、より的確な分析や戦略立案につながるでしょう。
ツールは月額88,000円(税込)から利用可能です(2024年11月時点)。
投稿管理・ツイート分析ツールのおすすめ
投稿管理・ツイート分析ツールでは、投稿のエンゲージメントの変動を把握できます。
おすすめのツールは次の2つです。
- 無料|Buffer
- 有料|つぶやきデスク
無料|Buffer
Bufferは複数のSNSアカウントを一括管理できるツールです。
X(旧twitter)を含めた複数のSNSの予約投稿が一元管理できるため、同時にさまざまなSNSで発信したい際に役立ちます。
SNS運用の基本となる投稿のスケジューリングやLPページ作成、充実したサポートが受けられるため、SNS運用を始めたばかりの方でも安心して利用できるでしょう。
注意点として、製品自体が日本語に対応していないため、英語表記に慣れるまでは使いにくさを感じる場合もあります。
有料|つぶやきデスク
つぶやきデスクは、毎日の投稿を忘れてしまう、運用レポート作成に時間がかかる、キャンペーンのデータ管理が手間になるなどの課題に対応するツールです。
投稿を自動化する機能や、投稿の効果を数値化したデータ提供機能、ハッシュタグを使ったキャンペーンの応募ツイートを自動で集計できる検索フォルダ機能を搭載しています。
月額プランは2アカウント対応の「ビジネスプラン」(月額55,000円税込)や、複数アカウント対応の「エンタープライズプラン」(月額220,000円税込)を提供しています(2024年11月時点)。
どちらも最大1ヶ月の無料お試し期間が活用可能です。
アカウント・フォロワー分析ツールのおすすめ
アカウント・フォロワー分析ツールは、自社・競合アカウントのパフォーマンスを理解し、フォロワーの動向や興味の把握に役立ちます。
おすすめツールは以下の2つです。
- 無料|SINIS for X
- 有料|X(旧Twitter)アナリティクス
無料|SINIS for X
SINIS for Xは、X(旧Twitter)アカウントの分析を簡単に行える無料ツールです。
主な機能にはポスト分析やフォロワー分析があり、エンゲージメントの傾向を掴めます。
投稿内容をカテゴリ別に分類し、反応を引き出しやすい投稿の種類を把握可能です。
効果的な投稿パターンの発見に役立ち、運用の手助けとなるでしょう。
また、SINIS for XではポストデータをCSV形式でダウンロードできるほか、PowerPoint形式のレポートも自動で生成できるため、報告書作成の手間を削減できる点もおすすめです。
有料|X(旧Twitter)アナリティクス
X(旧Twitter)のアナリティクスツールは、以前はすべてのXアカウントに無料で提供されていました。
2024年6月のアップデートにより、現在は「X Premium」という有料プランの利用者のみがアクセス可能です。
X(旧Twitter)アナリティクスでは、次の詳細なデータが取得できます。
- 投稿のインプレッション数
- エンゲージメント率
- フォロワー数
- プロフィールへのアクセス数
- 各投稿の閲覧数やリポスト数
- フォロワーの属性(性別、興味関心)
自社アカウントは詳細に分析が可能ですが、競合アカウントの分析は行えません。
競合アカウントを分析したい場合は他のツールを利用しましょう。
関連記事:「Twitterアナリティクス」を使用した分析方法や手順を徹底解説!
X(旧Twitter)分析ツールを使うなら目的に合ったものを選ぼう
X(旧Twitter)の分析ツールは無料で利用できるものから、より詳細なデータ分析を提供する有料ツールまで多様な選択肢があります。
自社の目的にあったツールを選び、戦略的にXを運用していきましょう。
自社でX(旧Twitter)の分析ツールを使うことや、SNS運用自体にリソースが割けない、という場合はSNS運用代行を活用することもおすすめです。
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