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Instagram DM活用術!Instagram DMで実現する円滑な顧客コミュニケーションとは

2025年04月07日

Instagram(インスタグラム)のDM(ダイレクトメッセージ)は、フォロワーとの双方向コミュニケーションを深める有力なツールとして多くの企業や個人事業主から注目されています。投稿による一方的な情報 […]

Instagram(インスタグラム)のDM(ダイレクトメッセージ)は、フォロワーとの双方向コミュニケーションを深める有力なツールとして多くの企業や個人事業主から注目されています。投稿による一方的な情報発信だけではなく、DMを上手に活用することで、売上増加ファンとの関係強化など、多彩なメリットを得ることが可能です。

本記事では、「Instagram DM活用術」をテーマに、具体的な事例や効果的な施策、そしてDMを活用する上でのポイントを解説します。企業のSNSマーケターや広報担当者はもちろん、インフルエンサーやEC事業者の方にも参考になる内容です。ぜひ最後までお読みいただき、Instagram運用にお役立てください。

InstagramのDMが注目される背景

Instagramは写真や動画を活用したビジュアル重視のSNSとして知られていますが、DMによる個別のやりとりは近年ますます多様化しています。DMを連絡手段として活用する企業が増えている背景を見ていきましょう。

メッセージ機能の多様化

画像・動画の共有テキストだけではなく、商品やサービスの紹介動画、キャンペーン用バナーなどを直接送信可能
グループチャット同時に複数人とやりとりすることで、コラボレーションやチーム内コミュニケーションがスムーズに
ボイスメッセージボイスメッセージ:文字だけでは伝わりにくいニュアンスを声で届けることで、ユーザーの信頼度を高められる
チャットボットツールの利用該当のメッセージをコメント・DMすることで自動的にユーザーへ返信可能

ユーザー同士がやりとりを行うコミュニケーションの方法が幅広くなり、DMは単なる「送受信」だけではなく、販売サポートやファン育成に適した有力ツールとして期待されています。

ダイレクトメッセージによるコミュニケーションのメリット

開封率・返信率の高さDMはプッシュ通知が届くため、通常の投稿よりもユーザーの目に留まりやすく、開封率・返信率が高いことが特徴
パーソナルなやりとり自分宛てに届くメッセージであるため、フォロワーは特別感を得られる。小さな質問にも応じやすく、深い関係性が築きやすい
他のSNSやメールとの差別化InstagramのDMは、映像や画像で商品の魅力を直接アピールしやすい。また、ユーザーが日常的に利用するアプリ内でリアルタイムなコミュニケーションが可能なため、メールに比べて自然なやりとりが実現しやすい点が強み

Instagram DMを活用したマーケティング戦略

ここからは、実際にInstagram DMを活用する上で重要となる施策や戦略についてご紹介します。インスタDMを使いこなし、競合と差別化を図りながら、売上アップ・ブランド力強化を実現していきましょう。

施策内容具体的アプローチ期待される効果活用のポイント
キャンペーン、クーポン配布DMで限定クーポン配信購買促進、特別感によるファン化の促進限定感演出、DM開封率向上
商品、サービス個別相談DMでカスタマーサポート・パーソナライズ提案でユーザーの悩み・要望に対応信頼度アップ、購買意欲向上ユーザーに合わせた提案、即時対応
リピーター育成コミュニケーション購入後のフォローアップDM・誕生日や記念日のお祝いDM顧客ロイヤルティ向上、リピート購入促進継続的な双方向コミュニケーション
資料配布投稿や動画で「〇〇資料希望は『〇〇』とコメント」を促す・コメントで自動DM送信DMでのコミュニケーション増加・即時対応でアカウントの有益性向上自動DMトリガー設定・反応状況をチェックしてフォローアップ検討

DM送付タイミングと方法のタイムライン

DMを活用することで、フォロワーとの関係を深め、エンゲージメントを高めることができます。以下は、適切なタイミングと具体的なアプローチをまとめました。

施策内容推奨タイミング具体的アプローチ
フォローありがとうDM新規フォロワー獲得直後感謝メッセージと軽い雑談、関心を引く質問を付加
ストーリーズ連動の呼びかけ平日昼間・夜間、週末「もっと詳しい情報が気になる方は、DMください」など、リラックスしたトーンで呼びかけ
キャンペーン・クーポンDM商品・サービスの新規リリース時限定クーポンや先行情報をタイムリーに配信
※グループDM(コアユーザー)を作成し、DMを送信するとで一斉送信が可能
資料配布キャンペーン投稿や動画の最後ユーザーが興味を示したタイミングで即座に資料を提供することで、エンゲージメント向上や潜在顧客獲得、ブランド認知の向上を図る

キャンペーン・クーポンDM事例

【美酢 Instagram フォロワー限定プレゼントキャンペーン】

引用:micho.jp_official

概要
美酢公式Instagramアカウント(@micho.jp_official)で実施されたフォロワー限定プレゼントキャンペーン。当選者への連絡手段にInstagram DMを活用した事例。

キャンペーンのポイント

  • DMでの当選者連絡:当選者には公式アカウントからDMで個別に連絡
  • 偽アカウント対策:DMでのみ当選連絡を行うことを明記すると共に、偽アカウントからの詐欺DMへの注意喚起を実施。ユーザーに安心感を提供。
  • フォロー必須:DMを受け取るためには公式アカウントのフォローが必須となるため、フォロワー増加に貢献
  • コメント促進:希望商品のコメントで当選確率アップの施策により、エンゲージメント向上を図る設計。

【ハチミツうるおい研究所(&honey)】キャンペーン:フォロー&いいねで当たる豪華サボンセット

引用:andhoney_lab

概要

&honey公式Instagramアカウント(@andhoney_lab)で実施された、&honeyとVT COSMETICSコラボレーション記念のプレゼントキャンペーン。

キャンペーンのポイント

  • DMでの当選者連絡:当選者には公式アカウントからDMで個別に連絡
  • 偽アカウント対策:DMでのみ当選連絡を行うことを明記すると共に、偽アカウントへの注意喚起を実施。ユーザーに安心感を提供。
  • フォロー必須:DMを受け取るためには公式アカウントのフォローが必須となるため、フォロワー増加に貢献
  • いいね!で応募:キャンペーン投稿へのいいね!を応募条件とすることで、手軽な参加を促進。

DM活用メリットの共通点

  • 確実な当選通知:DMはプッシュ通知でユーザーに届きやすく、重要な当選連絡を見逃しにくい。
  • 偽アカウント対策:公式アカウントからのDMのみを当選連絡とすることで、偽アカウントによる詐欺からユーザーを守る。
  • フォロワー増加に貢献:DMを受け取るためにはフォローが必須となるため、自然なフォロワー増を促せる
  • パーソナライズされた (コミュニケーション):DMを通じて、当選者一人ひとりに丁寧な対応が可能となり、特別感と親近感を醸成できる
  • 顧客関係強化:DMでのやり取りをきっかけに、長期的な顧客関係を築く (第一歩) となり得る

資料配布キャンペーン事例

資料配布キャンペーン事例として、「コメントトリガー型DMマーケティング」があります。「コメントトリガー型DMマーケティング」とは、ユーザーのコメント(主にSNS投稿へのコメント)をきっかけに、ダイレクトメッセージ(DM)を自動的に送る仕組みを活用したマーケティング手法です。主にInstagramやFacebookなどで使われており、エンゲージメントを高めつつ、ユーザーと1対1のコミュニケーションを始める入口として活用されています。

手順の流れ

  1. 投稿で「資料希望の方は『資料ください』とコメント」などのアクションを促す
  2. ユーザーがコメントすると、自動でDMを送信(資料や案内を送る)
  3. その後のDMでコミュニケーション → 関係構築や商品訴求へ

目的・効果

  • コメントをきっかけにユーザーと直接つながる
  • 即時対応・個別対応でユーザー満足度UP
  • SNSアルゴリズム上も有利(エンゲージメント増)

アカウント

引用:k.excel.skill

リール動画活用

ポイント

合言葉○○や特定の単語をメッセージやコメントにて送信することで、自動にDMに詳細が届く仕組みとなっています。

前提としてアカウントのジャンルに興味のあるユーザーがフォロワーや閲覧者となっているため、投稿を閲覧したユーザーへコメント誘導を図るだけで、多くのフォロワーやユーザーとDMで繫がることが可能となります。

Instagram DM活用で成果を出すためのポイント

DMを使いこなし、コミュニケーションを深めるためにはいくつかの注意点があります。ここでは、主にDM施策を成功させるためのポイントをまとめました。

フォローアップの仕組みづくり

DMを活用する際は「いつ、誰に、どんなメッセージを送るのか」を明確化しておくと効果的です。

  • 顧客ステージごとの対応:新規フォロワー、購入前フォロワー、購入後フォロワー、長期リピーターなど、ステージ別にテンプレートを用意しておく。
  • データ分析ツールとの連携:ユーザーがどの投稿を見ているか、どのタイミングでメッセージを開封するかなどを分析し、最適な送信タイミングを見極める。

嫌がられない販促DMのコツ

DMを使った販促においては「しつこい」「スパムっぽい」と受け止められないよう注意が必要です。

  • 相手の立場を考えた文面:いきなり商品の宣伝を押し付けるのではなく、まずは相手の悩みやニーズに寄り添う内容を心がけます。ユーザーに寄り添い、コミュニケーションを通じてアカウント(企業)への信頼を築くことが重要です
  • 適切な頻度:短期間に何度も販促DMを送るとブロックされる可能性があるため、月1~2回程度に抑え、内容とタイミングを十分に吟味します。営業DMはユーザーの警戒心や防衛反応を増加させるため、適度なコミュニケーションが重要です。
  • キャンセル・配信停止を明示:もしDMを受け取りたくない場合は簡単に受信停止できることを伝え、安心感を持ってもらう

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Instagramアルゴリズムの変化とDMへの影響

Instagramアルゴリズムは常にアップデートされています。

  • 表示優先度の変化:フィードやストーリーズの表示アルゴリズムが変わると、DMに誘導する戦略そのものを見直す必要が生じる場合もあります。
  • 新機能・テスト機能への対応:Instagramは定期的に新機能をリリースします。DM関連の追加機能(スタンプやクイック返信など)もチェックしておきましょう。

アルゴリズムの変化を意識しつつ、柔軟にInstagram運用の方針をアップデートすることが大切です。

まとめ

Instagram DMは、フォロワーや顧客とのパーソナルなコミュニケーションを可能にし、商品やサービスの訴求からフォロワーエンゲージメント向上まで、多角的な恩恵をもたらす非常に強力な手段です。

  • メッセージ機能の多様化により、DMの可能性はますます拡大します。
  • 適切なタイミングや文面を意識することで、高い返信率と顧客ロイヤルティ向上が期待できます。

「Instagram DM活用術!」をしっかりマスターし、フォロワーとの双方向のコミュニケーションを活性化させれば、競合他社との差別化はもちろん、ユーザーとの深いつながりを築くことができるでしょう。

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