顧客や他のステークホルダーと互いに協力し合いながら新たな価値を創出する「共創価値」に注目が集まっています。
この記事では、共創価値の基本概念やInstagramリールを使った共創価値の獲得方法について解説します。
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そもそも共創価値とは?
共創価値とは、顧客との協働を通じて新たな期待や価値を創造することを指します。
自社の顧客との連携を通じて、サービスを創出・喚起・成長・強化することが重要です。
共創価値を実践することで、顧客との関係を深められ、事業の成長や競争力強化にもつながります。
関連記事:価値共創マーケティングとは?価値共創がもたらす効果や成功事例、手法を解説!
共創価値が必要とされている理由
共創価値が注目されている背景には、ビジネス環境の急速な変化が挙げられます。
従来の業界内での競争は、直接競合のみを指標とするだけで十分でした。
ところがVUCAの時代に入り、人々の価値観やニーズが多様化し、ビジネス市場が大きく変化しました。
顧客視点に立つと間接競合が直接競合になり得るため、顧客視点に立って商品を企画・設計をする重要性が増し始めたのです。
顧客視点に立ち、自社で補えない部分は他組織との協業で対処するなどの対策が必要になったと言えるでしょう。
共創価値がもたらす効果
共創価値によって、新規事業や新技術、新製品の開発を促進し、自社の技術やアイディアだけでは到達できなかった革新的な成果を生み出す効果が期待できます。
また、生産や販売の過程において、他組織との資源の共有によるコスト削減やシナジー効果も得られるかもしれません。
さらに、企業が自社の理念や価値観を共有できるコミュニティを形成し、企業ブランドやイメージの向上を図ることも可能です。
Instagramで築く共創価値
Instagramと共創価値の概念は、「新たな価値を共に創り出す」という点で共通しています。
Instagramは一方向の情報発信ではなく、双方向のコミュニケーションを可能とするツールです。
企業はInstagramを通じてユーザーとの関係を深めて、ユーザーの意見を取り入れた製品やサービスを開発・改良していきます。
そうすることで、ユーザーが愛着を持って使い続けられる製品やサービスを生み出せるようになるのです。
Instagramと共創価値を組み合わせたマーケティング手法は、今後もますます広がると予想されています。
「House of Instagram Reels Day」でもInstagramリールが注目されている
共創価値を生み出す手段として「Instagramのリール」が注目されています。
Facebook Japanが毎年開催している、広告主・マーケター向けのイベント「House of Instagram」は、2023年に「House of Instagram Reels Day」と名前を変更して開催されました。
その理由は、日本のInstagramコミュニティにおいて短尺動画の人気が高まっていることが挙げられます。
2023年には消費コンテンツの43%が短尺動画であるというデータも報告されています。
出典:House of Instagram | Reels Day公式アーカイブ
Instagramは一般ユーザーがビジネスアカウントをフォローする率も高く、リールの活用がユーザーとのコミュニケーションになることが示唆されています。
関連記事:インスタのリール作成方法とおしゃれなリールに必要な人気曲の探し方を紹介!【画像つき】
Instagramリールを運用するメリット
Instagramリールを運用することで得られるメリットは3つあります。
- ユーザーに対して適切に魅力が伝わる
- 新たな創造価値が生まれる
- 自社商品やサービスのファンを増やせる
ユーザーに対して適切に魅力が伝わる
IInstagramリールは動画コンテンツです。
静止画でなく動画コンテンツを活用することで、自社の商品を魅力的に紹介でき、ブランドイメージをより明確に伝えられます。
動画だからこそ、洋服の質感や化粧品のテクスチャーといった写真では伝えにくいことも鮮明に伝えられるため、潜在顧客へ効果的にアプローチが可能です。
自社への関心を持つユーザーが増えることでコミュニティが活発化するため、より多くのユーザーと交流を深められます。
関連記事:【初心者にもわかりやすい】インスタグラムの投稿方法をわかりやすく紹介!具体的な手順も解説!
新たな価値が生まれる
Instagramのリールにはコメント機能もついているので、ユーザーからの反応を見ながらサービスや自社商品に活かすことも可能です。
ユーザーとのコミュニケーションの中から新たな価値が生まれるケースも多くあります。
インスタグラマーを起用する
Instagram上では、多数のユーザーから指示されている「インスタグラマー」と呼ばれるユーザーが存在します。
インスタグラマーを起用することで、ユーザー目線でみた自社商品の率直な意見を聞けたり、企業側には想像もできない新たな魅力を発見してくれたりする場合があります。
その意見を商品に反映することで、よりユーザーに寄り添った価値を提供できるのです。
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Instagramを活用した共創価値への取り組み事例
ここからは、 Instagramを活用した共創価値への取り組み事例を2つご紹介します。
- ユーザーに対して適切に魅力が伝わる
- 新たな創造価値が生まれる
事例1.北欧、暮らしの道具店
「北欧、暮らしの道具店」は、幅広い生活雑貨を扱うネットショップです。
公式Instagramでは毎日複数の投稿が行われ、フォロワー数は131.2万人となっています。
投稿のタイミングは商品の使用時間に合わせており、ユーザーの生活に寄り添ったコンテンツが魅力です。
「商品のきれいな写真だけではなく、商品の使い心地といったリアルな感想も知りたい」というユーザーの意見を反映させた投稿を行った結果、多くユーザーからの信頼を得ています。
事例2.ロクシタン
「ロクシタン」は、南仏プロヴァンスの生活を提案するコスメティックブランドです。
ロクシタンではInstagram内でアンバサダー募集を行い、ファンコミュニティを築いています。
「#チームロクシタン」ハッシュタグを通じてアンバサダーを募り、コミュニティ内のみ限定で投稿を公開しているのです。
コミュニティ内で愛用者へアンケートを依頼し、リアルな声をもらうことで、ユーザーと共に新たな価値を見出しています。
ユーザーに寄り添った商品サービスの提供によって、自社のファンを急激に増やしています。
Instagramのリール活用は共創価値実現のカギとなる
これからのアプローチは「顧客起点での視点」が重要です。
共創価値を実現するためには、Instagramを有効に活用し、企業が顧客と同じ目線で共に学んで製品やサービスに反映する必要があります。
現代の顧客は情緒的な価値や体験プロセスに重点を置いており、情緒的なブランドストーリーを重視しています。
競争が激化する現代のビジネスでは、戦略的なアプローチが不可欠です。
企業は市場の変化を的確に観察し、柔軟に戦略を展開する必要があります。
Instagramのリールはフォロワーでなく新規顧客にもアプローチができるため、アカウントの認知拡大に効果的です。
Instagramのリールは、自社の魅力を向上させる「共創価値実現」のカギとなるでしょう。