Twitterは、2006年にサービスがリリースされて以来、最新の情報が毎日飛び交う生活に密着したツールとして人々に愛されてきました。
昨今では、SNSマーケティングに活用されることも多いです。ビジネスも支えるTwitterの16年の歴史を振り返ります。
\ SNS運用会社のお墨付き! /
明日から実践できるノウハウプレゼント中
関連記事:【動画&記事】なぜ今Twitterなのか?企業がTwitter運用を成功させる8つのコツ
Twitterは日本にいつからあるのか?
Twitterは、いつからあるか考えることがないほど、生活に根付いたサービスに成長しています。2006年に「twttr」としてサービスを開始。
Twitter社の共同創設者・Jack Dorseyによる投稿が最初のツイートです。現在もTwitterで見ることができます。
そして、日本語版Twitterリリースは2008年。
この頃に、今していることをツイートする時に使用する「〜なう」という言葉が登場しました。これは2010年に「ユーキャン 新語・流行語大賞」に選出されています。
Twitterの歴史を初期から解説!
16年の年月を経て、サービスの内容が進化し、幅広い人々が利用するようになりました。
Tweetは日本では「つぶやき」と訳すこともありますが、個人の独り言だけではなく、企業の広報にまで現在は使われいます。変遷をみていきましょう。
1. Twitter黎明期は機能が限られていた(2006年~2008年)
前述の通り2006年に誕生したTwitter。
2007年には、ツイートをカテゴライズするために「#(ハッシュタグ)」をつけることを提唱しました。「# + 文字列」の形で利用されるのが一般的です。
これによって、情報収集がしやすくなったり、同じ話題やコミュニティの人を探しやすくなりました。
そして2008年、日本語版Twitterがリリースされました。
その頃はITリテラシーの高い男性が使っていることが多く、ギークな世界として愛されていました。この頃は、Twitterの機能やユーザ層、使用方法が限られている印象です。
ちなみに、日本の芸能人で初めてアカウント開設したのは、タレントのIKKOです。
2. 認知度や影響力がアップ(2010年~2015年)
日本でユーザー数が増えたのは2009年。この年は、著名人や政治家がTwitterアカウントを次々と開設したことで日本ユーザーが増加しました。
「ミニブログ」として速報や日常の発信が盛んに行われるようになったことがきっかけといえそうです。ミニブログやマイクロブログ、短文投稿サイトなど補足説明をされることもあったそうです。
Twitterは、投稿内容が短文で更新が簡単なため、リアルタイムなコミュニケーションや、リプライ機能を使用してユーザー同士のコミュニケーションをとることも可能です。
2010年以降は企業の広報活動に加えるところも増加しました。
また、ニュース速報や災害情報をTwitterを利用して発表するケースも多くなっています。このことから、ユーザーに対する影響力が大きくなっていることがわかります。
3. 国内利用者が大幅に増加(2016年~2018年)
Twitter Japanが日本国内のユーザー数を初めて公表したのは、2016年2月18日の記者説明会の時。
2015年12月時点で、1カ月間にTwitterにログインした月間アクティブユーザー数は3500万人。世界全体では3億2000万人で、約1割が日本国内からのアクセスでした。
気になるニュースや話題もTwitterを見れば分かるということが定着し、日常的なツールとして広まりました。
加えて、これまで多かった10代から20代にかけてのユーザーだけでなく、30代〜40代のユーザーが増えたこともユーザー数の増加に繋がっているようです。
4. 新機能が続々登場(2019年~現在)
Twitterは常にユーザーの多様化と時代に合わせた変化を遂げています。例えば、スペースを使えばTwitter上で音声を使ったリアルタイムの会話ができます。
モーメントでは、自分や他ユーザーのツイートを自由にカテゴリーごとに分けてまとめることができて便利です。
シリーズ化しているツイートをまとめて紹介するなど、振り返る時に使う人が多い機能といえそうです。そのほか、ツイートを選択したフォロワーとだけ共有するTwitter サークルなども、ユーザーが楽しく利用しているところを見かける。
また、1ツイート140文字の制限を超えて発信できるようになるNotesをテスト中であることをTwitterが公式発表しています。
Twitterは昔と今で何が違うのか?
ここまでTwitterの歴史を振り返ってきました。現在に向かうにつれて、人々に受け入れられるようになってきたことがわかります。
便利な機能が増えたり、情報取得に役立ったり、なくてはならないツールへと成長を遂げたのです。では、Twitterとビジネスが密接な関係になったのは何が作用しているのでしょうか。
1. ハッシュタグ
Twitterでキーワードやトピックを分類するために使われます。この機能はTwitterで作り出されたもので、この機能を使えば興味のあるトピックを辿ることができます。
公開アカウントでハッシュタグ付きのツイートをすると、フォロワーでなくてもツイートを閲覧する可能性があります。
つまり、全く知らない人が自社製品を知るきっかけを作ることができるかもしれないのです。世間の話題や商品情報を含んだハッシュタグを作成してツイートできると、広告効果も見込めます。
また、ハッシュタグを活用するSNSといえばInstagramがありますが、Twitterと比べるとInstagramの方が影響力や検索能力が高いと考えられています。
関連記事:【企業向け】Twitterのハッシュタグ(付け方)とは?効果的な使い方やメリットを解説
2. リツイート機能
フォロワーに公開して共有するツイートは「リツイート」と言います。リツイート機能はTwitter上で見つけたニュースや情報を伝えたり、拡散したりするのに便利です。
リツイートや引用ツイートは、他のアカウントのツイートを共有するときだけでなく、自分自身のツイートにも使えます。
注意するべき点は、リツイート機能を使用して拡散して良い正しい情報なのかを判断することです。昨今、フェイクニュースなどがリツイート機能で素早く広がることが話題になっています。ユーザーがメディアリテラシーを高く保つことが大事です。
3. アイコン
Twitterのアイコンとは、プロフィール画像のことを指します。
アカウントを新規作成する際に仮設定される「初期アイコン」は、かつてはたまご型のデザインでしたが、現在はグレーの人型になっています。
アイコンはカスタムできるので、好きな画像を入れている人が多いですが、初期アイコンのままの人もいます。
初期アイコンの人の印象のアカウントの印象として、特徴として、捨てアカウントである可能性が高かったり、マイナスな言葉を書き込むためのものだったり、かつては良い印象はなかったように思います。
もし、個人でビジネスされてる方はアイコンはこだわって作成すると良いと思います。
関連記事:Twitterアイコンの最適な画像サイズを解説!5分でできる簡単作成方法も紹介!
4. スペース機能
音声チャットルームのような機能で、600人以上のフォロワーがいるアカウントがホストとしてスペースを立ち上げることができます。
スペースは、音声SNSのClubhouseに似た機能として対抗する機能として、Twitter社は2020年12月から一部ユーザーを対象にスペースの公開テストを始めていました。
また、テストから数カ月で一般公開されたことも話題でした。
リスナーはスタンプを通して反応を送ることができるため、たとえ発言しなくても参加していることを実感しやすいと思います。また、不適切な発言をしたスピーカーに対してはミュートや退出などの処置を施すことができます。
5. Twitter Pro
ビジネスやブランドのオーナー、クリエイター、パブリッシャー向けのもの。使用することで、Twitterの存在感を高めることができます。
アカウントも無料で使えて、いったんProアカウントに変更した後にアカウントの種類を切り替えたり、元の個人用アカウントに戻したりもできます。
Proアカウントのメリットは、Proプロフィール、Twitterショッピング、クイックプロモートなど、Twitterの高度なプロ向けツールを利用できる点です。
ビジネスアカウントやクリエイターの方の利用がおすすめされています。
関連記事:Twitter分析は「Twitterアナリティクス」で無料で実施できる | 操作方法と分析の手順を徹底解説
Twitterで過去にバズったコンテンツ
人気のある投稿はリツートや「いいね」が集まり、多くの人の目に一気に触れ、短期間で爆発的に話題が広がる現象をSNS界隈で「バズる」と言います。
バズりやすいコンテンツは、「仕事」「恋愛・友情」「サブカル」「家族」「教育」「健康」などです。簡単レシピなど役立つ情報や、大喜利をしてボケるものは人気がありますし、体験談を要点をまとめて書いてあるツイートも反響が大きいようです。
語り手の想いや感情がストレートに伝わってくる語り口調に共感が集まる傾向にあります。
Twitterで過去に炎上した企業の事例
ここまで解説してきた内容で、Twitterは拡散力の高いSNSであることがわかります。それは利点でもありますが、炎上という大きなリスクにつながる事もあります。
例えば、企業アカウントの場合、Twitterの中の人(Twitter運営者や担当者)が公式Twitterとプライベートアカウントを間違えて操作してしまう例はよく耳にします。
公式アカウントであるのにも関わらず、「社畜」といった不適切な言葉を使用したために、多くのユーザーから非難の声が上がり、炎上につながりました。
そのほか、商品に問題があったために大きな炎上に繋がってしまったケースもあります。粗悪な通販商品や異物混入など、ビジュアルでわかるものは特に素早く炎上する可能性が高いです。
一時的な売り上げが下がりますし、ブランドイメージにも問題が出てもおかしくない状況になることもあるでしょう。
Twitterの16年の歴史を振り返りながら、事例紹介もしていきました。サービスの進化と人々の考え方や利用方法は密接な関係にあると考えられそうです。