ハッシュタグとは、単語の前に付けて使用する「#」のことです。
タイムラインを見ると、他のユーザーが「#」を付けていることも多いのではないでしょうか。
ハッシュタグは、2007年にChris Messinaというユーザーが、Barcampというイベントで「#を使って投稿しよう」と呼びかけたのが始まりです。
現在X(旧 Twitter)のハッシュタグは、ブランディングや採用、マーケティングを目的に多くの企業が使用しています。
しかし、企業によってはハッシュタグの正しい使い方ができておらず、プロモーションの拡大やブランディングが成功していません。
本記事では、X(旧 Twitter)のハッシュタグを正しく付けて、インプレッション数やエンゲージメント数を向上させる方法を解説します。
\ SNS運用会社のお墨付き! /
明日から実践できるノウハウプレゼント中
X(旧 Twitter)のハッシュタグの付け方
X(旧 Twitter)のハッシュタグの付け方は、単語の前に「#」を入力するだけです。
「#ビジネス」のように入力することで、単語がハッシュタグ化されます。
ハッシュタグを付けると、反映された単語が上記のように青くなります。
反映された「#ビジネス」をタップすると、他の「#ビジネス」が付いているポスト(ツイート)を瞬時に検索することが可能です。
ただし「Google Play」のようにスペースを含む単語の場合、2つをつなげなければ「Google」のみ反映されます。
ハッシュタグを正確に反映させるためには、スペースがない単語の前に「#」を付ける必要があります。
Twitterのハッシュタグの付け方に関するコツ
Twitterにハッシュタグを付けるうえで、エンゲージメント数の向上につなげるためのコツを覚えておくことが大切です。
- ユーザーに人気のハッシュタグを付ける
- ポスト(ツイート)内容とハッシュタグの内容を関連づける
人気のハッシュタグを付けることで、インプレッション数が増加します。
また、ポスト(ツイート)がタイムラインに多く表示されれば、自社の商品やサービスの拡散につながるでしょう。
ユーザーに人気のハッシュタグを付ける
ユーザーに人気のハッシュタグを付けることで、インプレッション数を向上させることが可能です。
人気のハッシュタグは、トレンドから確認できます。
トレンドはアルゴリズムによって決定され、注目されているトピックが選出されます。
例えば、2022年8月19日は金曜ロードショーで「となりのトトロ」が放送されていました。
同日は「#となりのトトロ」が付けられたポスト(ツイート)が130,412件も投稿されました。
トレンドのハッシュタグは、ユーザーのタイムラインに表示される確率が高いため、インプレッション数の向上が見込めます。
ただし、ハッシュタグはポスト(ツイート)の内容に紐づける必要があります。
ただ単に人気のハッシュタグを付けても、商品やプロモーションなどの成約につながりにくいことに留意しましょう。
ポスト(ツイート)内容とハッシュタグの内容を関連づける
ポスト(ツイート)の内容とハッシュタグの内容を紐付けることで、エンゲージメントにつながるユーザーへポスト(ツイート)が拡散されます。
ハッシュタグはポスト(ツイート)の内容によって、明確にターゲットを定めて使用することが可能です。
ターゲットに合わせたハッシュタグを使用することで、ユーザーのニーズに刺さります。
結果、ポスト(ツイート)に記載しているリンクへのアクセスや、プロフィールへのリーチにつながるでしょう。
以下のユーザーは、フロントエンドエンジニアを募集するポスト(ツイート)に「#エンジニア転職」や「#採用」などを含めています。
エンジニアを採用したいという目的が明確に読み取れる、ハッシュタグの事例です。
転職を希望するエンジニアが検索しそうなハッシュタグを使用しています。
そして、ポスト(ツイート)に会社HPやリンクを記載することで、応募へ誘導していることが分かります。
ユーザーの検索意図を読み取った上でハッシュタグを使用し、ポスト(ツイート)内容と関連づけることで、成約率の向上につながるでしょう。
X(旧 Twitter)でハッシュタグを付ける意味・メリット
X(旧 Twitter)でハッシュタグを付ける意味・メリットは、以下の4つが挙げられます。
- 広範囲のユーザーにリーチできる
- プロモーションへの参加を促せる
- 情報収集が容易になる
- 企業のブランディングに活用できる
広範囲のユーザーにリーチできる
ハッシュタグ付きのポスト(ツイート)は、ポスト(ツイート)が拡散されやすいため、広範囲のユーザーにリーチすることが可能です。
ハッシュタグには、同様のハッシュタグが付いているポスト(ツイート)を一覧で表示させる機能があります。
フォロワー以外にもポスト(ツイート)が届くため、インプレッション数が増え、プロフィールにリーチされる確率も高まるでしょう。
ポスト(ツイート)の拡散には、人気のハッシュタグを使用することが効果的です。
ただし、人気のハッシュタグはポスト(ツイート)の投稿量が多いため、タイムラインに埋もれやすくなります。
そのため、エンゲージメント率の向上を目的とするならば、あくまでもポスト(ツイート)の内容に関連するハッシュタグを使用することが重要です。
プロモーションへの参加を促せる
ハッシュタグを利用することで、ユーザーにプロモーションへの参加を促せます。
X(旧 Twitter)でプロモーションを実施する方法は、ユーザーに自社が指定するハッシュタグを付けて、ポスト(ツイート)を投稿してもらうだけです。
自社のWebサイトに会員登録することが参加条件となっているプロモーションに比べて、ユーザーに参加してもらいやすいのです。
ハッシュタグを利用したプロモーションは、以下があります。
上記は、ノートPCのプロモーションポスト(ツイート)です。
ハッシュタグに自社の名称や商品名を付けて拡散してもらうことで、認知拡大と販促につなげられるでしょう。
ただし、ユーザーにとってプロモーションに参加するメリットが無い場合、ハッシュタグは使用してもらえません。
そのため、プロモーションへの参加を促すためには、商品のプレゼントやサービスの無料利用などの特典を提示することが大切です。
情報収集が容易になる
ハッシュタグを検索することで、必要な情報だけが含まれているポスト(ツイート)だけを表示させられる可能性があります。
ハッシュタグは、ポスト(ツイート)内容に関連するものが使用されがちです。
ハッシュタグを使用することで、不要な情報をタイムラインに表示させないことが可能です。
例えば、自社のプロモーションの感想や評価を知りたい場合は、ユーザーに社名や商品名のハッシュタグ付きポスト(ツイート)を投稿させましょう。
ユーザーに独自性のあるハッシュタグを付けさせることで、関連性の薄いポスト(ツイート)が表示されにくくなります。
また、感想や評価を知りたい場合は、ポスト(ツイート)の内容に感想や評価を記載する旨を伝えましょう。
自社の目的に合うようにユーザーに行動を促すことも大切です。
企業のブランディングに活用できる
自社の商品や理念に関するオリジナルハッシュタグを使用することで、自社の商品やサービス、理念を消費者に認知させることが可能です。
ハッシュタグを使用したポスト(ツイート)は、付いていないポスト(ツイート)に比べて拡散されます。
しかし、X(旧 Twitter)では、毎日大量のポスト(ツイート)が投稿されているため、人気のハッシュタグのみを使用していると、他社と差別化ができません。
ユーザーに商品が認知されにくくなり、ブランディングにつながらない可能性もあります。
企業はブランディングをするために、キャッチーなオリジナルハッシュタグを付けることが求められるのです。
ローソンでは、Lチキ ヤンニョムだれ味のプロモーションを実施するときに「#ローソン旨辛サマー」というハッシュタグを使用しています。
上記から、ローソンが「夏といばLチキ ヤンニョム味」というポジションを明確化させようとしていることが分かります。
ただし、新規のハッシュタグは認知がないため、ユーザーに浸透するまでに時間がかかるでしょう。
そのため、オリジナルハッシュタグは、人気のハッシュタグと併用して使用してください。
X(旧 Twitter)のハッシュタグの付け方に関する注意点
X(旧 Twitter)のハッシュタグを付けるときに注意すべきことを解説します。
- 「#」はシャープではなく、ナンバー
- ハッシュタグを多く付けすぎない
- ポスト(ツイート)と関連性のないハッシュタグは避ける
- ハッシュタグに句読点やスペースは入れられない
「#」はシャープではなくナンバー
記号には「♯」シャープと「#」ナンバーがあります。
このうちハッシュタグとして使用されるのは「#」ナンバーです。
シャープとナンバーを誤って使用すると単語がハッシュタグ化されず、ポスト(ツイート)が拡散されにくくなります。
例えば、ポスト(ツイート)を拡散させて、ユーザーにプロモーションの参加を促したいとします。
ハッシュタグをつけ忘れると、見込み顧客にポスト(ツイート)が届かず、損失につながるでしょう。
そのため、ポスト(ツイート)を投稿する前には、ハッシュタグが「#」ナンバーであるかを確認することが大切です。
ハッシュタグは、反映されていなければ単語が青くならないので、簡単に見分けられます。
ハッシュタグを多く付けすぎない
ハッシュタグは多くても2つまでにしておきましょう。
欧州のマーケティング会社の調査によると、ハッシュタグが3つ以上付いているポスト(ツイート)は、エンゲージメント率が17%も低下するとあります。
また、ハッシュタグを多く付けすぎると、拡散目的のスパムポスト(ツイート)と勘違いされて、読み飛ばされることも考えられるでしょう。
ハッシュタグは、ハッシュタグが付いていないポスト(ツイート)に比べて、拡散力があります。
ハッシュタグを多く付けすぎると、ユーザーにスパムとして認識されやすくなります。
結果、企業のマイナスイメージにつながる可能性が高まるでしょう。
上記の理由から、X(旧 Twitter)のハッシュタグは、ポスト(ツイート)の内容に関連するもの2つまでに厳選する必要があります。
参考:How to Use Hashtags: How Many, Best Ones, and Where to Use Them
参考:ハッシュタグの使用方法
ポスト(ツイート)と関連性のないハッシュタグは避ける
関連性のないハッシュタグを使用するとポスト(ツイート)がターゲットに届きにくくなり、エンゲージメント率が下がります。
美容商品を拡散するのに、まったく関係ない「#エンジニア採用」のハッシュタグを使用したとします。
「#エンジニア採用」で検索するユーザーは、転職を考えているユーザーが多いので、美容商品を求めていないことでしょう。
結果的にポスト(ツイート)に反応を示してもらえる確率が下がり、売上の低下につながります。
そのためハッシュタグは、ポスト(ツイート)の内容と関連性のあるものを使用する必要があります。
ハッシュタグに句読点やスペースは入れられない
ハッシュタグの後に、句読点やスペースを入れると、正常に機能しません。
ハッシュタグの後は、切れ間なく単語を続ける必要があります。
スペースや句読点が入力されている単語は、ハッシュタグが反映されておらず、一部またはすべてが青くなりません。
反映されていない状態で、ハッシュタグを使用するとポスト(ツイート)が拡散されにくくなり、プロモーション効果が薄れます。
ハッシュタグを正しく使用するためには、句読点やスペースを入れないようにしましょう。
参考:ハッシュタグの使用方法
X(旧 Twitter)のハッシュタグに関するよくある質問
X(旧 Twitter)のハッシュタグに関するよくある質問にお答えします。
- ハッシュタグが青くならない原因は?
- ハッシュタグが意味ないといわれる理由は?
- 小ネタ:ハッシュタグを一覧で検索する方法とは?
ハッシュタグが青くならない原因は?
ハッシュタグが青くならない原因は、以下の5つが挙げられます。
- ハッシュタグと単語の間にスペースがある
- ハッシュタグの前にスペースがない
- 単語に句読点を入れている
- ♯(シャープ)を使用している
- X(旧 Twitter)で不具合が生じている
上記のうち、1〜4はポスト(ツイート)を投稿する前に再確認することで、正常にハッシュタグを反映させることが可能です。
しかしX(旧 Twitter)で不具合が生じている場合は、改善されるまで待つ必要があります。
正常にハッシュタグ化されていないと、自社のアカウントへのリーチ数が減少します。X(旧 Twitter)で不具合が発生している場合を覗き、ポスト(ツイート)の投稿はハッシュタグが正常に作用しているか確認してから実施しましょう。
ハッシュタグが意味ないといわれる理由は?
ハッシュタグが意味ないといわれる理由は、多く付けることでエンゲージメント率が落ちると言われているからです。
前述しましたが、ハッシュタグを3つ以上付けるとエンゲージメント率が17%も低下します。
ユーザーにプロモーションの参加を促したいのに、ポスト(ツイート)を拡散させるほどエンゲージメント率が下がっては意味がありません。
しかし、企業の認知を拡大させるために、ハッシュタグは必要です。
ハッシュタグは、1〜2個を目安に使用しましょう。
参考:How to Use Hashtags: How Many, Best Ones, and Where to Use Them
小ネタ:ハッシュタグを一覧で検索する方法とは?
ハッシュタグを一覧で検索する方法は、以下の2種類があります。
- キーワードを検索して表示
- トレンドから一覧で確認
まず、キーワードを検索して表示させる方法は、キーワード検索ボックスで「#〇〇」と検索するだけです。
そうすると、以下のように関連キーワードが表示されます。
トレンドから一覧でハッシュタグを確認する方法は、トレンドを確認するだけです。
パソコン画面左側の「話題を検索」を選択しましょう。
その後、画面上部のトレンドを選択することで、話題のハッシュタグを一覧で表示できます。
まとめ
X(旧 Twitter)でエンゲージメント率を高めるためには、ポスト(ツイート)内容に関連するハッシュタグを使用し、ポスト(ツイート)を拡散させることが重要です。
しかし、ハッシュタグ付きポスト(ツイート)を投稿することが一般化する中、ハッシュタグにオリジナリティを出さないと、他社と差別化できません。
他社の魅力的なポスト(ツイート)に埋もれてしまい、リーチにつながらないでしょう。
そのため、企業のSNS担当者はターゲットユーザーにポスト(ツイート)が届くように、ハッシュタグを選定しなければいけません。
株式会社Kazeniwaは、SNS運用代行を実施するマーケティング会社です。過去には、大手家電メーカーのX(旧 Twitter)運用を担当し、アカウントの立ち上げから1年間でフォロワー10万人を達成いたしまいた。
株式会社Kazeniwaでは、X(旧 Twitter)に精通した専任担当者が貴社に取材をします。
そして、魅力を発掘してから適切なハッシュタグを付けて、ポスト(ツイート)トを投稿するため、エンゲージメント率の向上につなげられます。
ぜひこの機会にお問い合わせください。