この記事は前回の記事【①投稿タイミング編】、【②構成・投稿テキスト編】の続きとなります。
弊社がInstagramの運用を支援をしている企業様の投稿で
エンゲージメント(投稿に反応したユーザーの割合)が高い投稿、いわゆるバズ投稿になったポイントを項目別に紹介しています。
今回は
- 投稿タイミング
- 構成(投稿テキスト)
- ハッシュタグ
- 交流
- 発見タブ
の中で、【3.ハッシュタグ】編。
ハッシュタグについて深堀してご紹介します。
インスタの大きな機能の1つ、「ハッシュタグ」。
このハッシュタグを上手く使うと、フォロワー外のユーザーに目を止めてもらえるチャンスになります。
ですが、このハッシュタグの選定が意外と面倒!みなさん手を抜きがちです。
ハッシュタグの使い回し、していませんか?
今回、この記事ではハッシュタグの使い方・効果的な選定方法についてご紹介していきます。
今からすぐに取り入れられるポイントばかりなので、Instagramの運用をされている方は
ぜひ、活用してみてくださいね。
ある程度、ハッシュタグについて知識がある方・手っ取り早く知りたい!という方は、「効果的なハッシュタグの付け方」のパートから読んでもOKです。
このノウハウが、Instagram運用で悩んでいる方の手助けになれば嬉しいです。
※本記事での「バズった投稿」とは、エンゲージメント率が高かった投稿を指しています。
※この記事はこんな方へおすすめです
・Instagram運用担当者さま
・これからInstagram運用を頑張っていきたい方
ハッシュタグとは
まずは改めてハッシュタグの説明です。
ハッシュタグとは投稿をキーワードごとに検索できるようにするものです。
「タグる」というワードがあるように、ハッシュタグのキーワードで検索し、情報収集するユーザーが多くいます。
そのため、新しいユーザーにあなたのアカウントを知ってもらうために、ハッシュタグをつけることは大切です。
ハッシュタグをつけるメリット
「タグる」以外にも、ハッシュタグを使用することで様々なメリットもありますのでご紹介します。
フォロワー以外にも投稿を見られやすい
ユーザーが興味があるキーワードを「タグる」ことによって、フォロワー以外にも投稿を見てもらえる可能性が高まります。
例えば、ユーザーが「#おしゃれ」と検索したとします。
「#おしゃれ」の投稿の中で、あなたの投稿を「いいな!」と思ってもらえれば、あなたのアカウントを見に来てくれるきっかけになったり、フォローしてもらえる可能性に繋がります。
このように、ハッシュタグは新たなユーザーとの出会いのきっかけになります。
コミュニティをつくることができる(コミュニティタグ)
「#◯◯好きな人と繋がりたい」「#◯◯な人と繋がりたい」「#◯◯部」と同じ趣味を共有したり仲間を探したりするようなハッシュタグ、いわゆるコミュニティタグも有効なハッシュタグです。
このようなハッシュタグを使っているユーザーは、同じ趣味の人同士で繋がっている可能性が高いので、コミュニティタグを使ってみるのもよいでしょう。
自社サービスやキャンペーンの盛り上がりを演出できる
自社サービスやキャンペーンでの独自のハッシュタグをつければ、キーワード検索したときに盛り上がりを演出できます。
投稿された画像を特設サイトや自社メディアへ活用することもできます。
※活用する場合は、トラブルにならないようにユーザーから掲載許可を得ておくことをおすすめします。
また、独自のハッシュタグをつけるときは、他サービスのワードと被らないように気をつけましょう。
弊社の支援しているアカウントではないですが、ハッシュタグの活用がうまい企業さまの事例を1つご紹介します。
全国にホームセンターを展開しているコメリで、2022年に開催された「ガーデニングフォトコンテスト2022」。
出典:株式会社コメリ ガーデニングフォトコンテスト2022
https://www.komeri.com/contents/contest/gardening_photo_2022/
指定ハッシュタグ「#コメリガーデニングコンテスト2022」は5,745件(2023.5.8時点)の投稿が集まっており、ハッシュタグ内で世界観が仕上がっています。
キャンペーンの特設サイトにて投稿作品が一覧としても表示されているので、選ばれなかった方も承認欲求が満たされそうです。
また、一覧化された他の応募者の投稿を見て、より一層ガーデニングに興味を持つきっかけにもなりそうです。
コメリは、他にも季節に応じた「ガーデニングフォトコンテスト」や「DIYコンテスト」「ペットコンテスト」も実施しています。
【紹介したアカウント・キャンペーン情報】
コメリ(@komeri_jp)
このように、ハッシュタグを活用してキャンペーンの盛り上がりを演出することも可能です。
ハッシュタグの付け方のルール
効果的なハッシュタグの付け方を学ぶ前に、ハッシュタグの付け方のルールをいま一度、おさらいしておきましょう!
記号やキーワード内にスペースは使用できない
#、$や%などの特殊な記号文字や、ハッシュタグ内のスペースは反映されません。
ハッシュタグのはじまりは、ひらがな・カタカナ・アルファベットの文字から始めるようにしましょう。
前後にスペースを開ける
ハッシュタグが反映されると、キーワード全体が青文字になります。
青文字になっていないと反映されていない可能性が高いので、ハッシュタグの前後にスペースを入れているか確認しましょう。
ハッシュタグは30個まで
1つの投稿に付けられるハッシュタグの上限は30個までです。
効果的な個数の指標は公式からの見解はなく、いろいろな憶測があります。
しかし、共通して言えることは「無理に30個つけない」です。
ハッシュタグと画像の親和性も重要視されているので、関係のないハッシュタグまで無理やり入れる必要はありません。
数よりも質にこだわっていきましょう。
効果的なハッシュタグの付け方
ここからは、効果的なハッシュタグの付け方について具体的に紹介します。
ワードの大きさ別に付ける
ハッシュタグは関連するワードであれば、なんでも付ければいいわけではありません。
ワード件数の大きさ別にハッシュタグを選定することが大切です。
例えば、あなたが「ファッション」について発信したいとします。
「#ファッション(#3,099万件)」「#ファッションコーデ(#270万件)」「#おしゃれ(#1,370万件)」とハッシュタグをつけたとしても、他のライバルアカウントの投稿が多すぎて、埋もれてしまいます。
このような、投稿件数が多いハッシュタグを「ビッグワード」と言います。
そこで、投稿数が多すぎないミドルワード(1-5万件)やスモールワード(1万件以下)を散りばめてあげると効果的です。
「#ナチュラルコーディネート(#2.8万件)」「#プチプラコーデ(#1.8万件)」「#服好きな人繋がりたい(#5,000件)」といったかんじです。
ミドルワードやスモールワードのハッシュタグを入れることで、そのハッシュタグ内であなたの投稿が人気投稿入りして見てもらえる確率が高まります。
目安
ビッグワード:(5万件以上)
ミドルワード:(1-5万件)
スモールワード:(1万件以下)
※独り言のようなハッシュタグや、件数が少なすぎるハッシュタグは、検索してもらえない可能性が高いので注意が必要です。
ハッシュタグを探すコツ
ワード件数別にハッシュタグを探すのに、最初は苦労するかと思います。
ハッシュタグを探すコツは、「ユーザーが使っているハッシュタグを流用する」ことです。
例えば、「#ナチュラルコーディネート(#2.8万件)」で検索したときに人気投稿で出てきた投稿の他のハッシュタグを見てみると「#自然素材の服(#1.5万件)」「#大人ナチュラルコーデ(#1.3万件)」が使えそうでした。
このように、使いたいハッシュタグを使っているユーザーが使用している、他のハッシュタグを見てみるのが、選定時のコツです。
最寄り駅や地名+業種を組み合わせたハッシュタグを入れる
インスタの投稿には位置情報を表示させる機能がありますが、ハッシュタグ内にも位置情報が分かるようなキーワードを入れることもおすすめします。
タグ検索からのユーザーの流入が期待できて効果的です。
「#港区カフェ」「#横浜ネイル」「#大阪観光」など、地名を入れてみましょう。
まとめ
・ハッシュタグの使い回しはNG!関係のないハッシュタグが混ざっていないか確認しよう。
・ハッシュタグはビッグワードばかりにならないように気をつけよう!
・コミュニティタグ(「#〇〇好きと繋がりたい」など)を入れてみよう!
・地名+業種を組み合わせたハッシュタグを入れてみよう!
以上、今回は弊社のInstagramでバズった投稿から、【ハッシュタグ編】についての紹介でした。
ハッシュタグはフォロワー以外からの流入のチャンスです。
うまく活用させて、新たなユーザーに届けていきましょう!
今回紹介した事例で、まだ取り入れていないポイントがあればぜひ取り入れてみてくださいね。
今回は最新の情報を紹介しましたが、
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