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コミュニティリーダーとは?オンラインコミュニティにおける役割や必要な要素を解説

2024年05月13日

コミュニティリーダーは、オンラインコミュニティを盛り上げる重要な役割を担っています。 メンバーを引っ張ってくれる存在となる人材の選定や育成が、オンラインコミュニティを成功させるポイントです。 本記事で […]

コミュニティリーダーは、オンラインコミュニティを盛り上げる重要な役割を担っています。

メンバーを引っ張ってくれる存在となる人材の選定や育成が、オンラインコミュニティを成功させるポイントです。

本記事では、コミュニティリーダーの意味や役割について解説します。

活用によるメリットとデメリットもわかるので、オンラインコミュニティ活性化につなげたい方は参考にしてください。


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コミュニティリーダーとは「コミュニティ活性化に向けて引っ張ってくれる存在」

コミュニティリーダー

オンラインコミュニティにおけるコミュニティリーダーとは、主導となってイベントの企画や情報発信を実施し、コミュニティに貢献してくれる存在のことです。

コミュニティ活性化には、ほかのメンバーが参加できるよう手を伸ばしてくれる存在が必要となります。

何かひとつの物事をはじめるためには、呼びかけが必要です。

例えば「サッカーをやろう」の声かけにより、続々とメンバーが集まる事例もコミュニティ形成のひとつとなります。

リーダーを軸にメンバーが集い、次第に強い関係性で結ばれ、ネットワークを広げていく流れがコミュニティ活性化の仕組みです。

熱量の高いオンラインコミュニティを運営するためには、ほかのメンバーを引っ張ってくれるコミュニティリーダーの育成が重要と言えます。

コミュニティリーダーの役割

コミュニティリーダーの主な役割は3つです。

  • コミュニティの価値を訴求する
  • フォロワー同士の関係をよくする
  • 運営スタッフとコミュニティメンバーの橋渡しを行う

コミュニティリーダーがオンラインコミュニティでどのような役割を担うのか理解しましょう。

コミュニティの価値を訴求する

コミュニティリーダーは主導となって、オンラインコミュニティの価値を訴求する必要があります。

メンバーによって、コミュニティに対する熱量はさまざまです。

個々に適した発信を行い、徐々に熱量を高めていくことでコミュニティ活性化につながります。

段階的な発信例は、下表の通りです。

■熱量を高めてコミュニティを活性化する流れ

コミュニティに対するメンバーの意識コミュニティリーダーの役割
段階1.情報収集の場として参加するコミュニティについて理解を深められるよう、業務連絡やコミュニティに関する情報を発信
段階2.活動への参加意欲を示す気軽にアクションできるよう、興味関心の高いネタで質問を発信
段階3.メンバーと熱量を共有する熱量を共有できるよう、興味関心の高い体験や想いを発信
段階4.同じ熱量を持つメンバーとともにコミュニティを盛り上げるメンバーの声が聞けるよう、メンバーの体験や想い、考えを引き出す質問を発信

メンバーを引っ張れるよう、コミュニティに対して高い熱量を持って訴える役割を担っています。

フォロワー同士の関係をよくする

コミュニティリーダーは、フォロワーとなるメンバー同士の関係を良好に保つ役割があります。

コミュニティを盛り上げるためには、メンバーと強い絆の構築が重要です。

コミュニティリーダーと交流を深め、コミュニティは安心できる場所だとメンバーに認知してもらう必要があります。

また、イベントの時はメンバーが参加しやすくなるよう、コミュニティリーダーの声かけが大切です。

メンバー同士が交流できる場の提供により、強固な関係性を築いていけるでしょう。

関連記事:ロイヤルティマーケティングとは?実施するためのステップや注意点、必要なツールを解説

運営スタッフとコミュニティメンバーの橋渡しを行う

コミュニティリーダーは、運営スタッフとメンバーの中心的な役割を果たします。

オンラインコミュニティを形成するうえで、企業主導のコミュニティに熱狂は生まれません。

企業側の意図を理解してしまうと、メンバーはコミュニティに対するモチベーションを下げてしまい、結果として離脱につながります。

そのため、企業側は誰に何を目的とするのかコンセプト設定を明確にして、コミュニティリーダーと共有することが大切です。

目的となるミッションに強い共感を得たコミュニティリーダーは、ゴールへ向かってメンバーを鼓舞する流れが作れます。

メンバーの1人となるコミュニティリーダーがコミュニティに加わり共通目的を作ることで、熱量の向上が見込めるでしょう。

したがって、コミュニティリーダーは企業とメンバーをつなげる橋渡しの役目を担っています。

コミュニティリーダーに必要な要素

コミュニティリーダーに必要な要素は以下の通りです。

  • コミュニティへの貢献
  • フォロワーをまとめる統率力

コミュニティリーダーを選定する際は、参考にしてください。

コミュニティへの貢献心

コミュニティリーダーには、オンラインコミュニティを盛り上げたいという貢献心が必要です。

貢献心が高ければモチベーションも高まるため、コミュニティリーダーは一般のメンバーよりもコミュニティ活動に時間を割くようになります。

コミュニティ活性化につなげるために運営スタッフと熱量を共感し、自発的に考えて行動する原動力を維持し続けるスキルが重要です。

コミュニティに愛着を持っており、力を尽くしたいという気持ちがリーダーとして欠かせない要素になるでしょう。

フォロワーをまとめる統率力

オンラインコミュニティ活性化に向けて、コミュニティリーダーはフォロワーとなるメンバーを引っ張り、率いていくスキルが必要です。

コミュニティリーダーが第一声を発しなければ、メンバーは参加するきっかけを掴めません。

メンバーを先導できるよう、定めた軸に向かってブレずに進み続けられる意思の強さも大切です。

また、熱量を上げるだけでなく、メンバー同士の関係を良好に保つための判断力と対応力も必要な要素となります。

コミュニティリーダーを採用するメリット

コミュニティリーダーを採用するメリットは3つです。

  • 顧客体験サイクルを作れる
  • 強固なオンラインコミュニティを構築できる
  • オンラインコミュニティの認知拡大を促進できる

オンラインコミュニティを活性化させたい方は、参考にしてください。

顧客体験サイクルを作れる

コミュニティリーダーの活動により、ほかのメンバーの顧客体験サイクルを作れます。

顧客体験サイクルとは、一連の体験プロセスを繰り返すことです。

1人の顧客体験サイクルが歯車のように回りはじめると、連動してほかのユーザーに影響を与え、成果や成功が生まれます。

例えば、オンラインコミュニティに参加するメンバーは、下記の行動を繰り返しています。

  1. オンラインコミュニティを開く
  2. チャネルの情報を読む
  3. メンバー同士が交流する掲示板を見る
  4. オンラインコミュニティを閉じる

1〜4の行動のほか、イベントに参加する時もあります。

なお、顧客サイクルはメンバーの熱量によって回転頻度が異なり、コミュニティリーダーの場合、回転が活発です。

リーダーを軸とした良質な顧客体験サイクルは、ほかのメンバーのサイクルを活性化させる歯車効果につながります。

関連記事:顧客体験価値とは?得られる効果や必要な要素、向上方法をわかりやすく解説

強固なオンラインコミュニティを構築できる

コミュニティリーダーの活動により、強固なオンラインコミュニティを構築できるメリットがあります。

コミュニティリーダーはメンバーと積極的に交流する役割を持っており、深い信頼関係を築きやすいためです。

コミュニティを見守っているメンバーでも、コミュニティリーダーの積極的な行動に心を動かされ、アクティブメンバーとなりえます。

コミュニティリーダーの貢献は熱量の高いメンバー増加のきっかけとなるため、オンラインコミュニティの活性化が期待できるでしょう。

オンラインコミュニティの認知拡大を促進できる

コミュニティリーダーの採用は、オンラインコミュニティの認知拡大が見込めます。

熱量の高いメンバーは、自発的に口コミを拡散してくれるためです。

企画を実施する場合、コミュニティリーダーの呼びかけをきっかけに、フォロワーとなるメンバーが集まります。

コミュニティリーダーとメンバーが盛り上がっていると、次第にほかのユーザーが興味関心を持ち、コミュニティに参加するサイクルが生まれます。

熱量の高いコミュニティとなれば、口コミが拡散され不特定多数の人にも認知されるため、新規ユーザーの獲得も見込めるでしょう。

コミュニティリーダーを活用する際の注意点

コミュニティリーダーを活用する際の注意点を解説します。

  • 持続性の高い人材をコミュニティリーダーに抜擢する
  • コミュニティリーダー育成の時間を確保する

デメリットを理解したうえで、採用を検討してみてください。

持続性の高い人材をコミュニティリーダーに抜擢する

コミュニティリーダーを活用する際は、リーダーの要素を兼ね備えた人材を起用しなければなりません。

目的に向かって熱量を保ち続けられる「持続性」がなければ、メンバーの熱意を高められず、次第にコミュニティが過疎化してしまいます。

コミュニティリーダーが持続するためには、オンラインコミュニティが目指すゴールに理解と共感を得ているかが重要です。

そのうえで、コミュニティリーダーのモチベーションを高められる価値の提供が必要となります。

コミュニティリーダー育成の時間を確保する

コミュニティリーダーを活用する場合、運営側はコミュニティリーダーとなる人材を育成する必要があります。

ゴールとなる方向性をコミュニティリーダーと共有しなければ、コミュニティ運営は成功できないためです。

運営側はリーダーとしての特性を見極めるため、下記の育成を進めていきます。

  • リーダーの価値を理解してもらう
  • 主導者になることへの不安を乗り越えてもらう
  • 継続してもらえるようフォローする

したがって、運営側はコミュニティリーダーを育成できるよう、時間や人員の確保をしておきましょう。

コミュニティリーダーを育成してオンラインコミュニティの活性化につなげよう

コミュニティリーダーは 、自社のオンラインコミュニティ活性化に重要です。

認知拡大やメンバー同士が強固な関係を築けるなど、コミュニティリーダーの採用はオンラインコミュニティに大きなメリットをもたらします。

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コミュニティリーダーを活用してオンラインコミュニティを成功させたい方は、ぜひお問い合わせください。

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