インスタグラム(以下・インスタ)は視覚的訴求が強みのSNSとして、企業のマーケティング戦略に広く取り入れられています。
ブランドイメージを確立させつつ他社と差別化を図るためには、意外性で読者の心をつかむ面白い企画の実施が重要です。
本記事では、インスタが面白い企業アカウントの特徴を解説します。
面白い企画を実施するメリットや、意外性のある投稿でインスタ運用に成功した企業アカウントも紹介しますので、自社のファンを増やしたい方は参考にしてください。
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インスタが面白い企業アカウントの特徴3つ
インスタが面白い企業アカウントは、独自性が高く意外性を突いた投稿や企画が特徴です。
中でも特に注目したい3つの特徴について解説します。
- 「ありそうでなかった」新鮮味のある投稿内容
- 「ユニークで親しみやすい」独自のブランディング
- 「思わず引き込まれる」共感を呼ぶ参加型の企画
「ありそうでなかった」新鮮味のある投稿内容
面白いインスタで注目される企業アカウントは、他社と異なる新鮮味のある投稿内容が特徴です。
ほかのSNSと異なり、インスタでは画像や動画を活用した視覚的なアプローチがしやすく、自社の世界観を直感的に訴求できます。
さらに「ひと目で伝わる」「視覚的にリアルな体験を共有できる」といったインスタの特性を活かした効果的な運用を行っています。
独自性の高い投稿が目に留まる企業アカウントが取り入れている主な施策は以下の通りです。
- ハッシュタグの付与
- UGCの活用
- インフルエンサーの起用
- キャンペーンやアンケートの実施
インスタの特性を活かし、ほかの企業アカウントにはない発想を生み出すことで、顧客が自社に興味を持つきっかけを作り出しています。
関連記事:【2024年最新版】インスタの動画投稿は変わった?リールや動画投稿は何分までかも解説
「ユニークで親しみやすい」独自のブランディング
インスタが面白い企業アカウントは独自のブランディングを貫きつつ、親しみやすいコンセプト設計となっています。
顧客に親近感を抱いてもらうことで自社への興味が高まり、認知向上やファン獲得につながります。
たとえばキャラクターを用いると、親しみやすくポジティブな印象を与えられるため、顧客との距離が縮まりやすくなるでしょう。
また、お堅いイメージの企業がポップな雰囲気で発信するなどの意外性のある投稿も強いインパクトを与えられます。
つまり、親近感とブランディングのいずれも意識している点が特徴です。
「思わず引き込まれる」共感を呼ぶ参加型の企画
インスタが面白いアカウントは、顧客が積極的にコミュニケーションをとりたくなる参加型の企画を実施している傾向があります。
顧客から共感してもらえる仕組みを作ると、ファン化が期待できます。
「いいね」や拡散したくなる投稿、楽しんで参加できる企画の実施など、顧客目線を大切にすることがポイントです。
思わず反応してしまう参加型・共感型の企画構成が、面白い企業アカウントの共通点といえるでしょう。
インスタで面白い企画を実施するメリット
インスタで面白い企画を実施すると注目度が高まり、ブランド認知が加速します。
さらに、ブランドイメージの向上を通じて企業価値も高められるなど、以下の3つのメリットが期待できます。
- 企業価値の向上|ブランディングによる差別化の効果
- 新規顧客の獲得|顧客発信の情報拡散
- ファン化を加速|共感・参加型による関係性の構築
企業価値の向上|ブランディングによる差別化の効果
インスタで面白い企画を実施すると、ブランドイメージが向上し、他社との差別化を図れます。
写真や動画による視覚的なインパクトが、自社のブランディングを高めます。
ブランディング向上により得られるメリットは、以下の通りです。
- 企業のイメージアップ
- リピート率の向上
- 他社との差別化
顧客にとって面白い投稿は企業をより身近に感じやすく、効果的な差別化戦略が見込めるでしょう。
新規顧客の獲得|顧客発信の情報拡散
面白いインスタ投稿は、認知拡大から新規顧客の獲得に寄与します。
共感により顧客の自社への愛着が高まると「この体験を誰かに共有したい」という心理が働き、自発的な発信につながるためです。
インスタによる情報拡散はターゲット層だけでなく、幅広い層に共有されるため、新しい顧客にも興味を持ってもらえる確率を高めます。
思わずシェアしたくなる企画の実施により、企業はコストをかけずに新規顧客の獲得が期待できます。
ファン化を加速|共感・参加型による関係性の構築
面白いインスタの企画は顧客との距離を縮めてファン化を促進できる点がメリットです。
共感を生む投稿や参加型の企画によって、顧客は企業に親近感を抱きやすくなるだけでなく、コミュニケーションを通じて関係性を深められます。
また、意外性のある投稿は驚きや親近感から共感を生み「自分も発信したい」という気持ちを刺激してUGCの創出を促します。
生成されたUGCに企業がコメントや引用で反応することで顧客の自社への愛着度を高め、よりコアなファンの醸成が期待できるでしょう。
関連記事:インスタでファンを作る方法8選!運用の注意点も詳しく解説
面白い投稿をしている企業アカウントの成功事例5選
面白い投稿をしている企業アカウントの成功事例は、以下の5つです。
- Tastmade Japan株式会社|フォローしたくなる情報を発信
- キッコーマン株式会社|参加型の投稿で顧客との関係性を構築
- 大塚製薬株式会社|エモい写真の投稿でUGC生成を促進
- 損害保険ジャパン株式会社|キャラクターの起用で親しみやすさと信頼感を向上
- アース製薬株式会社|顧客の興味を引くユニークさが特徴
Tastmade Japan株式会社|フォローしたくなる情報を発信
Tastmade Japan株式会社が運用する旅行専門アカウントの「tastemadejapan_travel」では、リールを活かしてエリアの魅力を紹介しています。
観光地やグルメの魅力を短尺動画で投稿し、共感を生んでいる点が特徴です。
思わずくすっと笑ってしまう動きのあるユニークな投稿や自然と見入ってしまう芸術的な投稿など、フォローしたくなる工夫も施しています。
写真だけでは伝えにくい観光地やお店のポイントを、リールの活用で効果的にアプローチしてブランディングを向上させた成功事例といえます。
関連記事:Instagramに求められる共創価値とは?リールが与えるメリットも解説
参考記事:Tastemade Japan Travel (@tastemadejapan_travel)
キッコーマン株式会社|参加型の投稿で顧客との関係性を構築
キッコーマン株式会社が運用する「キッコーマン豆乳公式アカウント」では、顧客参加型の投稿を発信して関係を構築しています。
豆乳に関するクイズやアンケートを実施しているほか、ついリアクションしたくなるようなテキスト投稿をしている点が特徴です。
参加したくなる仕組み作りにより、クイズやアンケートなどの投稿では多くのファンがコメントやいいねなどでリアクションをしています。
参加型・共感型の企画構成から顧客との距離を縮め、ファン化の促進につなげている成功事例です。
参考記事:キッコーマン豆乳 公式 (@kikkoman_tounyu)
大塚製薬株式会社|エモい写真の投稿でUGC生成を促進
大塚製薬株式会社が運用する「ポカリスエット公式アカウント」では、UGC生成とハッシュタグを活かした企画を実施しています。
「#ポカリフォト」のハッシュタグを付けた写真から、魅力的な投稿を紹介している点が特徴です。
さらに、素敵だと感じた写真にリアクションを促す投稿をし、顧客間での共感を生み出しています。
「ポカリと風景」「ポカリ女子」「ポカリキッズ」などカテゴリーが分けられており、幅広い層が投稿できる仕組み作りからコミュニティを活性化させた成功事例です。
関連記事: 【コピペ用】インスタでフォロワーが増える人気メハッシュタグを紹介
参考記事:ポカリスエット【公式】 (@pocarisweat_jp)
損害保険ジャパン株式会社|キャラクターの起用で親しみやすさと信頼感を向上
損害保険ジャパン株式会社が運用する「損保ジャパン公式アカウント」では、公式キャラクターのパンダをモチーフにした投稿やお役立ち情報を発信しています。
損害保険はお堅いイメージがあるものの、キャラクターの起用により親しみやすさを生み出し、顧客と距離を縮めている点が特徴です。
損害保険に関する情報だけでなく、UGCを掲載してコンテンツに信頼感を与えています。
損保ジャパン公式アカウントは親近感が湧くコンセプト設計により、ブランディング向上を図っている成功事例です。
参考記事:【公式】損保ジャパン (@sompo_japan_official)
アース製薬株式会社|顧客の興味を引くユニークさが特徴
アース製薬株式会社では、企業のイメージを覆す意外性のある投稿を発信しています。
投稿している画像は、虫視点という逆転した発想が特徴です。
ユーモアを加えながらも、顧客の興味を引く親しみやすいコンセプト設計になっています。
また、虫の心情をテキスト投稿し、顧客のコメントを引用することで共創価値を高めています。
意外性のあるユニークなインスタ運用により、企業のイメージアップにつながった事例です。
参考:【公式】アース製薬🌏 (@earthofficialjp)
意外性のある独自ブランディングでファン化につなげよう
インスタが面白い企業アカウントにみられる共通点は、独自性や新鮮味など意外性のあるコンセプト設計です。
面白い企画の実施は企業価値を高め、ファン化を促進するきっかけにつながるでしょう。
なお、自社ブランディングを向上させてファン化を促す方法には、コミュニティ運営もおすすめです。
弊社kazeniwaのDISCOではコミュニティサイトを構築し、ファン作りをサポートしています。
コミュニティを活性化するための面白い企画考案や運営依頼も可能なため、自社のファンを増やしたい方はご相談ください。