インスタグラムは、イベントやキャンペーンのPR、商品の認知度向上など、企業と顧客がつながるために有効なツールです。
しかし、運用を始めてみたものの思うような効果が得られず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、
- インスタグラム運用で押さえておきたいコツ
- 陥りやすい失敗例
- 運用に成功している3つの企業
を紹介します。
コツを押さえて、自社に大きな利益を生むアカウント運用を行いましょう。
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インスタグラム運用をする上で押さえたいコツ10選
インスタグラムを運用する上で押さえておきたいコツは以下の10点です。
- 細かいターゲティングを行う
- プロフィールを充実させる
- ブランドイメージで統一させる
- フィードやストーリーの更新を定期的に行う
- 投稿や自社と関係のあるハッシュタグを活用する
- ユーザーとこまめにコミュニケーションをとる
- トラブルの対処方法をマニュアル化しておく
- 分析ツールを活用する
- インスタグラム運用代行会社に依頼する
今すぐできるものもあるため、本記事を参考に早速実践してみましょう。
細かいターゲティングを行う
アカウントのコンセプトや投稿内容を決めず、自社の商品やサービスを必要としない層に向けて投稿をしても意味がありません。
細かくターゲティングを行い、誰に向けて投稿するかをはっきりさせれば、ユーザーの求めるコンテンツが作りやすくなります。
年齢、性別、職業以外に以下のような細かい点まで考え、ターゲット像を設定しましょう。
- 起床時間、通勤時間、退勤時間などの生活パターン
- 価値観や物事の考え方
- 人間関係
- 貯蓄状況 など
SNSは個人間のコミュニケーションを目的としています。
細かくターゲット像を考え、ユーザーが「自分に向けられている」「自分にぴったりだ」と感じる発信を意識することで、効果の高いアプローチが可能になります。
プロフィールを充実させる
インスタのプロフィール欄は、ユーザーがアカウントをフォローする判断材料になります。
150文字程度で端的に、企業のコンセプトやブランドの紹介を行いましょう。
以下のようなアカウントを参考にしてください。
キャッチコピーのように一行でアカウントの発信内容を表現し、短時間でも読みやすい工夫も有効です。
絵文字も使用可能なため、アカウントの方向性や投稿内容との違和感がなければ、視覚的なアクセントとして適宜取り入れましょう。
ブランドイメージで統一させる
投稿しているコンテンツの雰囲気やイメージが統一されていないと、ユーザーがアカウントに抱くイメージが固定されません。
イメージが固定されなければ「どのような情報を得られるのかわからない」と考え、フォローに至ることは少ないでしょう。
何を発信しているアカウントなのかを明らかにし、写真や動画の雰囲気を統一させることが重要です。
別ジャンルの商品を紹介したいときや、運用のコンセプトを変更し雰囲気の違う投稿をしたい場合は、別アカウントで発信しましょう。
企業のブランディングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
関連記事:【わかりやすく】ブランディングとは?ブランディングの基礎を徹底解説
フィードやストーリーの更新を定期的に行う
繰り返し接触することで、対象への好意度が高まる現象を「単純接触効果」と呼びます。
単純接触効果はインスタグラム運用にも応用が可能です。
ユーザーが自社の投稿を目にする回数が増えるほど、自社自体に好意を持つ可能性が高くなります。
情報発信を定期的に行い、ユーザーが自社コンテンツに触れる回数をできるだけ増加させましょう。
投稿内容に困らないよう、商品やサービスの利用方法やキャンペーン、商品レビューなど、多くのコンテンツを用意しておくことが必要です。
関連記事:インスタでアンケート結果を見る方法は?ストーリーズでの使い方もあわせて紹介
投稿や自社と関係のあるハッシュタグを活用する
ハッシュタグは1つの投稿につき30個まで使用できます。
自社と関係のあるハッシュタグを利用することで、検索流入の増加が見込めます。
例えば、観光や宿泊など旅行に関係する企業は「#カメラ好きと繋がりたい」や「#旅好きと繋がりたい」など、ターゲットとしているユーザーが検索しそうなハッシュタグを使用するのがおすすめです。
また、アカウントで取り扱う商品やサービスに関するハッシュタグを固定することで、一定のユーザーと接触することが増え、信頼関係を築けるでしょう。
関連記事:インスタで人気のハッシュタグは?いいね・フォロワーを増やすコツも解説
ユーザーとこまめにコミュニケーションをとる
インスタグラムでは、ユーザーが関心を持つコンテンツほど上位に表示される仕組みになっています。
つまり、多くの関心を集めるアカウントであるほど新しいコンテンツを投稿した際にコンテンツが上位に表示され、多くのユーザーの目に触れるということです。
関心を持っていると判断する指標の1つに「ユーザーとのコミュニケーションの多さ」があります。
具体的には、過去のいいね数や投稿の保存数、コメントしあっているかなどです。
こまめなコミュニケーションを取ることで、上位に表示されやすくなります。
また、キャンペーンやイベントなどでフォローしたものの商品にあまり興味がないというユーザーもいるでしょう。
自社に対しての興味があまりないユーザーがいるのは仕方がないため、潜在顧客程度のユーザーとコミュニケーションを図りましょう。
積極的にコミュニケーションを取ることで、熱度の高いファンが増加する可能性もあります。
フォロワーを増加させるために、インスタグラムのアルゴリズムを知りたい方は以下の記事もご覧ください。
関連記事:【2022年最新】Instagram(インスタグラム)アルゴリズム変更を解説!アルゴリズムの重要性とは?
トラブルの対処方法をマニュアル化しておく
投稿内容に細心の注意を払っていても、特定の方が不快に思う投稿をしたり、不適切な発言と取られてしまったりして炎上する可能性もあります。
炎上時の対応に失敗すると、その後のアカウントや、最悪の場合会社の存続が危機に陥るかもしれません。
被害を最小限に押さえた企業や、逆にさらなる批判の対象となってしまった企業のそれぞれの対応などを研究しておき、対応策を練っておきましょう。
また、SNSで炎上した場合の保険を提供している会社も存在します。
詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
関連記事:自社SNSが炎上!損保ジャパンの「ネット炎上保険」が事故対応後にしてくれる補償内容を解説!
分析ツールを活用する
効果的なインスタグラム運用を行う上で、アカウントや投稿の分析は必須です。
公式アプリでもプロフィールへの訪問数や投稿を見た人数などは確認できますが、専用のツールを使うことで、より詳しい分析が可能になります。
例えば、CCX socialというツールでは、競合調査や業界トレンド分析など多くの分析を行えます。
より詳しい分析を行いたい企業はツールを使うのも有効です。
無料のものもあるため、試験的に一度導入するのもおすすめです。
インスタグラムの分析についてより詳しい情報を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:インスタグラムの分析に必要な指標とは?注目すべき指標やおすすめのツールを紹介!
参考:Instagramマーケティングに効果をもたらす分析ツール|CCX social
インスタグラム運用代行会社に依頼する
インスタグラムを運用する上で、コンテンツ作成や投稿の分析などは多くのコストを必要とします。
しかし、自社の中では、人員不足や日々の業務で手が追いつかない場合もあるでしょう。
インスタグラム運用代行会社を利用すれば、自社にかかるコストを低くしながら、効果の高いプロの運用を行えます。
運用体制が整えられないが、すぐにインスタグラム運用を行いたいという企業は、外注するのもおすすめです。
外注の際は、ぜひ弊社への依頼をご検討ください。
また、本記事でご紹介した「インスタグラム運用のコツ」を、より詳しく、より具体的にまとめた資料を配布しております。
下記リンクより無料で受け取れますので、こちらも併せてご覧ください。
インスタグラムの運用時に初心者が陥りがちな失敗例
インスタグラムの運用時には、初心者が陥りやすい以下2点のような失敗例があります。
- フォローバックを目的にフォローする
- 投稿数が多いハッシュタグのみをつけている
同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
フォローバックを目的にフォローする
インスタグラムには、フォローをされたら必ずフォローし返すというアカウントも存在します。
上記のようなアカウントをフォローすることで、フォロワーを1人ずつ確実に増やせるので、と考える方もいるでしょう。
しかし、自社の商品に興味のないフォロワーが増加しても、商品やサービスを購入、利用する可能性が低く、利益にはつながりません。
発信内容やアカウントのブランディングに力を入れ、フォロワーには自社に興味を持っているユーザーを集めましょう。
投稿数が多いハッシュタグのみをつけている
「投稿に使用されていることが多いハッシュタグを使えば、認知拡大につながるのでは」と考える方もいるかもしれません。
しかし、多くの投稿で使われているハッシュタグは、検索の際に埋もれてしまう可能性が高くなります。
ただ、投稿件数が多いハッシュタグを使わないのもNGです。
投稿件数を以下の3つに分け、バランスよくつけましょう。
- ビッグキーワード 5万件以上
- ミドルキーワード 1万〜5万件以上
- スモールキーワード 1万件以下
ハッシュタグの効果的な使い方は以下の記事を参考にしてください。
内部リンク:インスタグラムで人気のハッシュタグは?いいね・フォロワーを増やすコツも解説
【人気】運用がうまい企業アカウントの集客成功事例3選
インスタグラム運用をする企業の中で実践しやすい工夫をしているアカウントは、以下の3つです。
- 【飲食】スターバックス コーヒー ジャパン
- 【旅行】Visit Japan International
- 【美容】JILL STUART Beauty
それぞれのアカウントで行われている工夫を詳しく解説します。
自社アカウント運用の参考にしましょう。
【飲食】スターバックス コーヒー ジャパン
スターバックスでは、季節ごとに新作の飲み物を提供しており、公式アカウントの投稿では時期のイベントに合わせた「色」を多く使っています。
例えば、10月のハロウィンでは黄色や紫、12月のクリスマスは赤や緑を基調とした投稿をしています。
「映える」投稿をすることで、実際に来店して同じ写真を撮って投稿したいと思わせる工夫です。
【旅行】Visit Japan International
Visit Japan Internationalは、日本政府観光局が運営している「Visit Japan」というキャンペーンのアカウントです。
「Visit Japan」とは、訪日外国人を促進するためのキャンペーンです。
「リポスト」という、他人の投稿を自分のアカウントで再投稿できる機能を使い、日本を旅行したユーザーが撮影した写真を多く投稿しています。
多くのユーザーを巻き込むことで、口コミによって広まる可能性があります。
アカウントに関係するユーザーを増やしている工夫は、参考にしたい点です。
また、外国人に向けた発信を行っているため、英語のハッシュタグを多く使用しており、アカウントのターゲットに合わせた工夫も施されています。
【美容】JILL STUART Beauty
JILL STUART Beautyは、チークやリップなどを販売する大手化粧品ブランドです。
シックなブランドイメージがあります。
同じブランドイメージを持っているユーザーに沿って、投稿が目に留まりやすい工夫が特徴です。
特に背景や装飾にこだわっており、ただの化粧品が一層鮮やかに見えるような工夫が施されています。
自社商品を投稿する際に、商品だけでなく背景や装飾にこだわってクオリティの高い画像を製作することを意識しておきましょう。
まとめ
インスタグラムはポイントを押さえて適切な運用を行うことで、自社に大きな利益を生み出すSNSです。
インスタグラムのアルゴリズム上のコツもありますが、最も重要なのはユーザーの視点です。
フォロワー数や認知度拡大ばかりにとらわれていては、効果を得られる質の高い投稿を作成できません。
コツを押さえながら、ユーザー視点の運用を大事にしていきましょう。