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アンバサダーを起用する方法とは?アンバサダーの人選や起用する手順、事例などを解説!

2024年06月07日

アンバサダーの起用は、顧客ロイヤルティを高め、自社のファンを増やすために有効な施策です。 本記事では、アンバサダーの起用方法や起用する手順、事例などを解説します。 アンバサダーとは アンバサダーとは、 […]

アンバサダーの起用は、顧客ロイヤルティを高め、自社のファンを増やすために有効な施策です。

本記事では、アンバサダーの起用方法や起用する手順、事例などを解説します。


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アンバサダーとは

アンバサダーとは、英語の「ambassador」に由来し、日本語では大使や代理人などを意味する言葉です。

マーケティングでは「宣伝大使」の意味で使われます。

アンバサダーの役割は、商品やサービスの認知向上だけではありません。

アンバサダーは、テレビCMやSNS、コミュニティなどで商品・サービスの魅力を発信し、ファンを増やすために起用されます。

関連記事:アンバサダーとは?マーケティングでの役割やメリット・デメリット、始め方を解説

関連記事:アンバサダーマーケティングとはどんな仕組み?始め方や活用事例を徹底解説

アンバサダーを起用する際の注意点

アンバサダーを起用する方法とは?アンバサダーの人選や起用する手順、事例などを解説!

アンバサダーには、ある程度の知名度が必要不可欠ですが、知名度だけで選定すると失敗する可能性があります。

そのため、起用する際は以下の点に注意しましょう。

  • 契約形態や報酬を事前に決めておくこと
  • アンバサダーの知名度を確認しておくこと
  • 自社商品・サービスの理解度を確認しておくこと

契約形態や報酬を事前に決めておくこと

アンバサダーを起用する際は、契約形態や報酬をあらかじめ決めておきましょう。

契約形態は主に2種類あります。

  • 定額契約:年間や月に対して定額を支払う契約形態。
    芸能人やインフルエンサーに多く、金額は知名度やSNSのフォロワー数などで算出される。
  • 無料契約:アンバサダーの好意で契約する方法。インフルエンサーや一般の方に多い契約形態。

またアンバサダーの報酬は、契約料の他に以下のような特典が用意される傾向にあります。

  • 商品・サービスの無償提供
  • 新商品・サービスの先行利用
  • イベント参加・登壇 など

このように、あらかじめ契約形態や報酬を決めておけば、想定外の出費やアンバサダーとのトラブル、アンバサダーのモチベーション低下が避けられます。

アンバサダーの知名度を確認しておくこと

アンバサダーの知名度はアンバサダーマーケティングの成果に直結します。

アンバサダーは企業の広告塔のため、ある程度の認知度がなければアンバサダーとして機能しません。

SNS等で起用する場合は、フォロワー数が少なくとも100人以上、できれば1万人以上の方を選びましょう。

しかし、フォロワーの人数だけでアンバサダーを決めるのはおすすめしません。

アンバサダーマーケティングを成功させるためには、ターゲットとする市場やユーザー層を明確にし、その範囲で影響力を持つ方を選ぶ必要があるからです。

たとえば「生活感のある暮らし」をコンセプトにする場合、フォロワー数が多いだけのインフルエンサーではなく、コンセプトに共感し、日常生活について発信しているインフルエンサーを選ぶと良いでしょう。

全体の知名度に加え、ターゲット層の興味関心を惹いている人物を選ぶようにしましょう。

関連記事:SNSアンバサダーとは?役割や起用するメリット・デメリット、成功事例を解説

自社商品・サービスの理解度を確認しておくこと

アンバサダーが、どれだけ自社商品・サービスを理解しているかにも着目しましょう。

アンバサダーの役割は、顧客目線で口コミを発信し、商品・サービスの魅力を伝え、ファンを増やすことです。

発信する内容が有益で信憑性の高いものでなければ、顧客に魅力が伝わらず、ファンの増加は困難でしょう。

そのためアンバサダーは、自社商品・サービスについてしっかり理解していることが求められます。

選定の際は、過去の利用履歴や投稿内容などから理解度を確認しましょう。

関連記事:顧客ロイヤルティとは?ロイヤルティ向上のポイントと成功事例を紹介

アンバサダーを起用する方法

アンバサダーの起用手段には、以下のようなものがあります。

アンバサダーの選定に時間をかけないためにも、起用方法を想定しておきましょう。

  • タレント事務所やキャスティング会社へ問い合わせる
  • SNSで募集・スカウトする
  • コミュニティで募集・スカウトする

タレント事務所やキャスティング会社へ問い合わせる

芸能人や、事務所に所属している知名度の高いインフルエンサーを起用する場合は、タレント事務所やキャスティング会社へ問い合わせましょう。

候補が見つかっていない場合は、キャスティング会社に相談し、企業のニーズからアンバサダーを提案してもらう方法もあります。

たとえば、知名度や商材との適合度、地域への浸透性など、さまざまな要望から候補者をリストアップしてくれるでしょう。

SNSで募集・スカウトする

自社でSNSを運用している企業であれば、SNS上で募集やスカウトを行う方法も効果的です。

公式アカウントに募集要項を投稿し、アンバサダーを募集しているケースも多くみられます。

SNSでアンバサダーを起用する場合、候補者のアカウントからフォロワー数や投稿の質などをチェックしましょう。

チェックの手間はありますが、候補者の人となりや認知度の高さなどを確認できるメリットもあります。

募集する際は、SNSで募集内容を拡散し、HPの応募ページに移動して応募してもらう方法が一般的です。

もしくは、イメージに合う人や自社商品についてポジティブな発信をしている人をSNSで探し、DMを送る方法があります。

関連記事:インスタグラムのアンバサダーとは?役割やインフルエンサーとの違い、メリットや事例を解説

コミュニティで募集・スカウトする

コミュニティでは、すでにロイヤルティが高い顧客が集まっているため、アンバサダーを探しやすいメリットがあります。

ただし、愛着が強いだけではアンバサダーは務まりません。

アンバサダーにはコミュニティを活性化させる自発的な情報発信や、他者を巻き込む力も求められます。

そのため、アンバサダーになるための必須条件を明記したり、面談を設けたりしましょう。

株式会社kazeniwaでは、コミュニティサイトの構築をサポートする「DISCO」を運営しており、顧客のファン化に関する相談を受け付けています。

「そもそも自社がファンマーケティングに向いているか」を点数化できる資料も用意しているため、企業のマーケティング担当者は参考にしてください。

アンバサダーを起用するまでの3ステップ

アンバサダーを起用する際は以下の手順を推奨します。

自社に合ったアンバサダー選定のために重要なステップなので、ぜひ確認してください。

  1. アンバサダーを起用する目的と目標を決める
  2. アンバサダーの条件や活動内容を策定する
  3. アンバサダーを募集・選定する

1. アンバサダーを起用する目的と目標を決める

アンバサダー起用の目的や目標を設定せずに始めてしまうと、アンバサダー選びや顧客のロイヤルティ化に失敗する可能性があります。

そのため、以下の例を参考に、自社のアンバサダーマーケティングの目的を明確にしましょう。

  • 商品、ブランド、企業の認知向上
  • 新規顧客の獲得
  • 顧客のロイヤルティ化
  • ブランドイメージの確立
  • ブランド価値の向上 など

目的を決めた後は、具体的な目標数値を決めることが成功のポイントです。

2. アンバサダーの起用条件や活動内容を策定する

目的や目標が決まったら、アンバサダーの起用条件を策定します。

たとえば、以下のような条件があげられます。

  • 商品・サービスの利用経験
  • 商品・サービスへの理解と愛着
  • 理念への共感
  • 情報発信能力
  • 知名度やSNSフォロワーの数 など

また、活動してもらう媒体も決めましょう。

近年のアンバサダーマーケティングでは、SNSの活用が欠かせません。

投稿する内容や方法、頻度など、細かい策定が必要です。

3. アンバサダーを募集・選定する

目的や条件などの準備が済んだらアンバサダーを探します。

募集する場合は、募集画面を作成してSNSやコミュニティで拡散すると良いでしょう。

企業側が選定する場合は、キャスティング会社に相談したり、直接問い合わせたりしましょう。

直接問い合わせる場合は、候補者を複数人リストアップしてからの問い合わせをおすすめします。

そして、候補者から条件に見合う人を選んでください。

アンバサダーを選ぶ際のポイントや注意点は関連記事で解説しています。

関連記事:アンバサダーの選び方は?活用目的や募集方法、注意点も解説

【業界別】アンバサダーを起用した事例3選

アンバサダーは業界によって適した起用法が異なります。

ここでは、業界ごとにどのような方法でアンバサダーを選定しているのかを解説します。

事例を参考に、アンバサダー選定を検討してみてください。

  • 【アパレル】ルイ・ヴィトン|芸能人
  • 【化粧品】BCL カンパニー|一般公募
  • 【IT】サイボウズ株式会社|スカウト

【アパレル】ルイ・ヴィトン|芸能人

ルイ・ヴィトンでは、知名度の高い芸能人が起用されています。

たとえば岩田剛典さんや広瀬すずさん、アーティストであれば韓国で活躍するRIIZEさん、LE SSERAFIMさんなどです。

アパレル業界では、商品を魅力的に魅せるために、顧客の憧れであるモデルやアーティストを起用する傾向にあります。

アンバサダーに選定される条件や方法は企業によって異なりますが、事務所やキャスティング会社を通しての起用が一般的でしょう。

アンバサダーは、ファッションショーに参加したり、自身のSNSアカウントで商品を身に付けた写真を投稿したりして、広告塔の役割を果たしています。

【化粧品】BCL カンパニー|一般公募

スキンケアやコスメなどを販売するBCLカンパニーのアンバサダー制度です。

化粧品業界では、一般の方やインフルエンサーがアンバサダーに起用される傾向にあります。

その理由は、顧客が親近感を得やすく、より多様な消費者目線の口コミを発信できるためです。

選定の方法は、自社による一般募集形式です。

BLCカンパニーの公式インスタグラムで募集要項を投稿し、HPから募集してもらう方法をとっています。

現在第6期を迎えており、任期は1年間です。

日本人だけではなく、中国や韓国の方も選ばれています。

参考記事:BCLビューティーアンバサダー 第6期メンバーを大募集!

参考記事:BCL Beauty Ambassador

【IT】サイボウズ株式会社|スカウト

サイボウズ株式会社が実施している「サイボウズ Office アンバサダー」では、ユーザーをアンバサダーとして起用しています。

IT業界ではサービスに関する有益な活用方法や事例を共有するために、一般のユーザーが起用されることがよくあります。

「サイボウズ Office アンバサダー」の採用方法は、スカウト形式と募集形式の両方です。

スカウト形式では、「サイボウズ Office」を利用しているユーザーに対し、社員から声がけしています。

ユーザーが応募する場合は、コミュニティサイト「オフコミ」から応募が可能です。

ただし、どちらの採用方法も面談・審査があり、サービスへの愛着や知識だけでなく、アンバサダーとしての適正があるかも見極められています。

参考記事:サイボウズ Office アンバサダー

自社に適したアンバサダーを起用しよう

アンバサダーマーケティングを成功させ、顧客ロイヤルティを高めるためには、適任のアンバサダーを選定しなければなりません。

キャスティング会社に依頼したり、SNSで募集したりする方法もありますが、すでにロイヤルティの高い顧客が集まるコミュニティサイトから選定することをおすすめします。

株式会社kazeniwaでは、ファンマーケティングをサポートする「DISCO」を運営しています。

アンバサダーの起用にお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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