独自SNSは、企業が独自に運営するSNSを指し、ファンとの絆を強められ、効果的なマーケティングを展開できるメリットがあります。
本記事では、独自SNSに必要な機能や構築方法、独自SNSのメリットなどを解説します。
独自SNSによって顧客のファン化を進めたい方は、参考にしてください。
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独自SNSとは?ファンと交流できる自社のSNSアプリ
SNS(Social Networking Service)は、インターネット上で人とつながれるプラットフォームサービスです。
SNSは以下3種類に分けられます。
SNSの種類 | 特徴 |
オープンSNS | ・プロフィールや投稿内容などの情報が不特定多数に公開される ・X、Instagram、TikTokなど |
クローズドSNS | ・特定のユーザーのみが参加できる ・投稿内容は一部のユーザーのみに公開される |
特化型SNS | ・特定の趣味やジャンルなど、共通の関心を持つユーザーが集まる |
独自SNSとは企業が独自に運営するSNSを指し、クローズドSNSまたは特化型SNSといえます。
企業に愛着を持つユーザーが参加できる独自SNSを活用すると、ファン同士またはファンと企業の交流が深められ、ファン化につながります。
関連記事: クローズドコミュニティとは?オープンコミュニティとの違いや種類を解説
独自SNSに必要な10個の基本機能
独自SNSを構築する際は、以下の10個の基本機能を備えておきましょう。
基本機能 | 特徴 | メリット |
コミュニティ機能 | コミュニティ内のグループを細分化 | より興味関心が近いユーザー同士の活発な交流を促す |
ユーザー管理機能 | SNS管理者が登録ユーザーの情報を管理 | セキュリティとプライバシーの保護 |
プロフィール機能 | ユーザーが自身の情報を設定 | ユーザー同士のコミュニケーションのきっかけとなる |
DM・チャット機能 | ユーザー間のプライベートなメッセージ機能 | 積極的なコミュニケーションの促進 |
タイムライン機能 | ユーザーの投稿やコメントを時系列で表示 | フォロー中のユーザーの最新情報を簡単に確認 |
リアクション機能 | 投稿へのコメントや「いいね」など | 気軽に反応ができ、コミュニケーションのきっかけとなる |
画像/動画/投稿のシェア機能 | コンテンツの共有 | 情報拡散によるコミュニティ活性化 |
キーワード検索機能 | メッセージ、投稿プロフィールをキーワード検索 | ユーザーや情報へのアクセスの簡易化 |
フォロー機能 | ユーザー同士のつながり | 影響力のあるユーザーの可視化 |
プッシュ通知機能 | メッセージやコメントの受信を通知 | リアルタイムなコミュニケーションを促進 |
独自SNSを構築する方法は主に3つ
独自SNSを構築する方法は、以下の3つです。
- フルクラッチ型開発
- クラウド型開発
- ファンマーケティングツールの導入
フルスクラッチ型開発
フルスクラッチ型開発は、独自SNSをゼロから開発する方法です。
メリット | ・機能や仕様などを自由に決められる ・企業の希望にマッチした独自SNSが作れる |
デメリット | ・開発コストが高い ・完成までの期間が長い |
IT系の企業の場合は自社で開発が可能ですが、他の業界の場合、自社開発は難しいでしょう。
自社で開発できない場合は、ベンダーに依頼する必要があります。
運用開始後のセキュリティや動作不良のリスクを減らすため、ベンダーを選ぶ際は、比較検討するようにしましょう。
クラウド型開発
クラウド型開発は、SNS構築に必要な部品を組み合わせて開発する方法です。
メリット | ・フルスクラッチ型開発よりもコストがかからない ・完成までの期間も短い |
デメリット | ・用意された部品を組み合わせるため独自性に限界がある |
フルスクラッチ型開発のようにゼロから作るわけではなく、準備されている部品をカスタムすれば完成します。
関連記事:オンラインコミュニティツールでできることは?選び方とおすすめツール5選を紹介
ファンマーケティングツールの導入
ファンマーケティングツールとは、企業とユーザーのつながりを深めてファン化につなげるためのツールです。
メリット | ・コストが抑えられる ・コミュニティの企画立案や運営を依頼できる場合がある |
デメリット | ・自社に適したツールを選ぶまでに時間がかかる |
既存のファンマーケティングツールを使用すれば、コストを抑えつつ完成度の高いコミュニティツールの実装ができます。
フルスクラッチ型やクラウド型開発だとコスト面や時間面で課題が生じますが、ファンマーケティングツールを活用すれば、コストを抑えつつ熱狂的なファンの醸成・獲得が可能です。
独自性の高いファンマーケティングツールを導入したい場合は「DISCO」がおすすめです。
DISCOは独自SNS構築に必要な機能がそろっており、簡単にコミュニティが作れます。
関連記事:ファンマーケティングツールおすすめ7選!選び方のポイントも解説
独自SNSを構築するメリット
独自SNSを構築するメリットは2つあります。
- ファンと交流を深められる
- 企業にあったマーケティングが展開できる
ファンとの交流を深められる
既存のSNSでは不特定多数のユーザーに向けた発信になりやすいため、ファンと密に交流を深めるのには不向きです。
一方、独自SNSの場合は企業に特化したコミュニティを構築できます。
すでに企業に興味関心のあるユーザーが集まるため、より深いエンゲージメントを生み出せるでしょう。
独自SNSに参加しているユーザー同士の交流は、企業へのエンゲージメントをさらに高める効果も期待できます。
ファン同士だけでなく企業とファンのコミュニケーションもとれるため、つながりを強化しファンベース拡大へとつなげられるでしょう。
企業にあったマーケティングが展開できる
独自SNSは特定のユーザーのみが参加しているため、よりパーソナライズされたマーケティング施策の実施が可能です。
既存SNSでは、商品やサービスの申し込みのために外部サイトへの誘導が欠かせません。
しかし、外部サイトへの誘導はユーザーの離脱につながります。
独自SNSの場合は、コミュニティ内で商品情報やクーポンの配信が可能です。
ユーザーのニーズに合った商品情報やクーポン配信を実施すれば、既存SNSよりも購入する確率を高められるでしょう。
関連記事:【2024年】ファンマーケティングとは?SNSとの掛け合わせ・メリット・弊社事例も解説
独自SNSはアプリとWebサイトのどちらがおすすめ?
独自SNSを構築するにあたり、SNSアプリかWebサイトを選択する必要があります。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
SNSアプリ | Webサイト | |
メリット | ・通知機能でユーザーに接触できる ・通信環境に左右されにくい | ・ダウンロードする必要がなく、参加しやすい ・記載できる情報量が多い |
デメリット | ・ダウンロードしてもらうまでのハードルが高い ・最新情報をアップするまでに時間がかかる | ・通信環境の影響を受けやすい ・企業側からアクションがとりにくい |
SNSアプリは既存顧客とのエンゲージメント強化に最適です。
プッシュ通知によってユーザーへ能動的に情報を届けられ、ユーザーの訪問・利用を促進できます。
また、一度ダウンロードしてもらえば通信環境に左右されずに安定した利用を提供できるのもメリットです。
新規顧客獲得を目的とする場合はWebサイトの利用がおすすめです。
ダウンロード不要で気軽にアクセスでき、新規のユーザーでも参加しやすいでしょう。
また、アプリと比較して画像や動画、テキストなど多くの情報を掲載できる点もメリットです。
情報量を多く展開したい場合はWebサイトを活用しましょう。
どちらか1つに絞るのではなく、2つとも用意するのも選択肢の1つです。
独自SNSを構築する際の注意点
独自SNSを構築する際は、以下3点に注意が必要です。
- 既存SNSとの違いを明確にする
- 構築した後も分析と改善を繰り返す
- セキュリティ対策を怠らない
特に、既存SNSとの違いを明確にするようにしましょう。
既存SNSと同じようなSNSを提供してしまうと、ユーザーに「わざわざ新たに利用する理由がない」と判断され、独自SNSへ参加してもらいにくくなります。
企業のファン層やニーズ、独自SNSを運用する目的などを明確にしたうえで、どのように既存SNSと差別化していくかを考えることが重要です。
独自SNSを構築してファンとの交流を深めよう
独自SNSを構築すると、企業にあったマーケティングが展開でき、ファンとの交流も深められます。
しかし、自社で独自SNSを構築するためには時間や人材のコストがかかります。
時間や人材のコストを抑えつつ、ファン化につながる独自SNSを構築したい場合は、「DISCO」をご検討ください。
DISCOは、コミュニティサイトを構築しファンづくりをサポートするサービスで、掲示板機能や称号・バッチ機能、コミュニティ分析機能など独自SNSに必要な基本機能を備えています。
また、コミュニティを活性化させるための企画や運営も依頼可能です。
ファン化の促進のために独自SNSを構築したいものの、コストは極力抑えたいという方は、ぜひお問い合わせください。