Twitter運用において、ユーザーにブロックされてしまう危険性を排除することはできません。
しかし折角運用するのですから、できる限りブロックされる可能性は下げ、価値のあるアカウント作りを行いたいと考えるでしょう。
そこで本記事では、下記の内容について解説します。
- Twitterでブロックされた場合の機能制限
- Twitterでブロックされた場合の確認方法
- Twitterでブロックされてしまう理由と正しい運営方法
企業のTwitter運用担当者の方は、当記事を参考にして「ブロックされづらいTwitterアカウントの運用」を目指してください。
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Twitterのブロック機能とは
Twitterでブロックされた場合、下記をはじめとしたほとんどの機能が使用できなくなります。
- ツイートの閲覧
- いいね、リプライ
- ダイレクトメッセージの送信
Twitterのブロック機能は、アカウントの設定から簡単に操作が可能です。
ツイートを表示させたくないアカウントや、やり取りをしたくないアカウントに対して制限をかけられます。
詳しい機能や制限の説明は後述しますので、参考にしてください。
関連記事:Twitter分析は「Twitterアナリティクス」で無料で実施できる | 操作方法と分析の手順を徹底解説
ブロックとミュートの違い
Twitterにはブロックと似た機能として、ミュートが実装されています。
ブロックとミュートの機能の主な違いは、下記表のとおりです。
ブロック | ミュート | |
相手にバレるかどうか | バレる | バレない |
ダイレクトメッセージの送信 | 不可 | 可 |
フォローの強制解除 | 解除される | 解除されない |
ブロックされてしまうと、ダイレクトメッセージの送受信は不可能、フォローも強制的に解除されますが、ミュートの場合は送受信も可能、フォローもそのままの状態になります。
ブロックは相手に知られてしまうのが難点でしたが、ミュートは知られないのが大きな違いと言えます。
【表で解説】Twitterでブロックされた場合の機能制限
Twitterでブロックされた場合の機能制限について、
- フォロー・フォロワー・プロフィール
- ツイート・リアクション
- コミュニケーション・検索
と、ジャンル毎に分けて解説します。
1. フォロー・フォロワー・プロフィール
相手のアカウントのフォロー | 不可 |
フォローの強制解除 | 解除される |
プロフィールの閲覧 | 不可 |
ブロックされた場合、相手のアカウントのフォローやプロフィールの閲覧は不可能となります。
またフォローの強制解除も行われるため、フォロワー数が減ることになります。
2. ツイート・リアクション
タイムラインのツイート表示 | 不可 |
返信ツイートの受信 | 不可 |
いいね・モーメント・リストの表示 | 不可 |
「いいね」を行う | 不可 |
リツイート | 不可 |
基本的に、ツイートやリアクションに関連する機能は、一切使用不可となります。
3. コミュニケーション・検索
ダイレクトメッセージの送信 | 不可 |
ツイートの検索 | 不可 |
ダイレクトメッセージの送信も不可となります。また、相手のツイート検索もできません。
Twitterでブロックされてしまうと、相手にコンタクトを取ることがほぼ不可能となってしまいます。
相手がブロックを解除してくれないと、半永久的に情報を届けることができないため、ブロックされないような運用を心がけましょう。
Twitterでブロックされているかを確認する方法
Twitterでブロックされてしまった場合、確認する方法は2種類あります。
その方法は下記のとおりです。
- 相手のアカウントにアクセスする
- 外部ツールを利用する
ブロックされてしまった場合、個人のアカウントであれば「誰にブロックされたのか」が最も気になると思います。
しかし企業アカウントの場合は「誰に」ではなく「なぜ」ブロックされたのかを究明し、再発を防止する必要があります。
以下で解説する「ブロックされたアカウントの確認方法」を元にして、ブロックされた原因を洗い出すきっかけにしましょう。
1. 相手のアカウントにアクセスする
ブロックされたかもしれない、というアカウントが分かる場合は、プロフィールにアクセスすることでひと目で確認できます。
ブロックされていた場合、画像のように明示されるためです。
ブロックした側も、非表示にすることはできないため、最も確実な確認方法です。
2. 外部ツールを利用する
外部のツールを利用して確認する方法もあります。
先ほど紹介した相手のアカウントにアクセスする方法の場合、一人ひとりアカウントを確認しなければなりません。
現実的ではないですし、時間も手間もかかるため、外部ツールを利用することで効率化しましょう。
SocialDog
SocialDog(ソーシャルドッグ)は、株式会社AutoScaleが提供するTwitterアカウント運用ツールです。
運用・効率化・自動化・分析・アカウント管理など、Twitterマーケティングに必要な機能を網羅しています。
SocialDogを利用すると、ブロックを確認できるだけではなくフォロー数の増減を確認できます。
フォローを解除していないのにフォロー数が減っていた場合、ブロックされた可能性が高いと分かります。
またSocialDogは、求める機能に合わせた4つのプランを用意しています。
有料プランであれば、ブロックの確認だけではなく、その他様々な分析ツールを活用できます。
そのためTwitterマーケティングに力を入れていきたい場合は、有料プランを利用するメリットは大きいです。
えごったー
えごったーは「ブロックされたかもしれない件数」と「ブロックされたかもしれないユーザー」を確認できる外部ツールです。
その他にも、相互フォローや一方的なフォロー・フォロワー・リムーブ等も確認が可能です。
基本的に無料で利用できますが、100件以上の結果を確認したい場合は有料プランに入る必要があります。
運用を始めた頃は十分ですが、ある程度フォロワーが増えてきた段階で、別のツールを検討しましょう。
Twitterでブロックされてしまう理由3選
Twitterでブロックされてしまうということは、ユーザーに不快感や嫌悪感を与えてしまったことを示します。
企業の認知のために運用をしているのに、かえって悪い印象を与えてしまうのは、絶対に避ける必要があります。
ブロックされるアカウントには、下記のような共通点があります。
- ツイートの質が低く、フォロー解除代わりにブロックされてしまう
- ツイートの量が多く、タイムラインを占領してしまう
- ネガティブなツイートが多く、見たくないと思われてしまう
1つずつ解説します。
1. ツイートの質が低く、フォロー解除代わりにブロックされてしまう
相手にとって興味のないツイートや、内容の薄いツイートなどが多いと「見る価値の無いアカウント」と判断されます。
通常はフォローを外されるだけで済むので、それほど大きな問題ではないでしょう。
しかしTwitterのブロックは気軽にできてしまうため、リムーブ代わりにブロックされる場合があります。
フォローを外されるだけなら再度フォローしてもらえる可能性もありますが、一度ブロックされてしまった場合は、再度フォローしてもらえる可能性は低いです。
ツイートをする際には、
- ターゲットを絞る
- ツイートの内容を熟考し、ユーザーの目を引くようにする
等を意識し、ユーザーにとって価値のあるツイートをする必要があります。
関連記事:Twitter運用のコツ!集客で失敗しないフォロワー獲得の考え方、運用成功例を解説!|【法人向け】
2. ツイートの量が多く、タイムラインを占領してしまう
ツイートの量が多いと、相手のタイムラインを占領してしまいます。
例え有益なツイートだった場合でも、投稿頻度が多すぎると「しつこい」「他の人のツイートが埋もれる」などという理由で相手が不快に感じ、ブロックされる原因になりかねません。
ツイートを投稿する際は、
- 自分がユーザーだったらどう感じるか考える
- 1日のツイート数を決める
等、頻度に注意して行いましょう。
ツイートの適切な量というのは定量化されていませんが、ツイートのエンゲージメント率の変化が目安の1つになります。
投稿数を増やしていく中で、ツイートの質は問題無いにもかかわらずエンゲージメント率が下がり始めた場合、ユーザーが自社アカウントのツイートを見飽きている可能性が示唆されます。
あくまで可能性の1つですが、Twitter運用の際は様々な変化に敏感になりましょう。
3. ネガティブなツイートが多く、見たくないと思われてしまう
ネガティブなツイートも、相手が不快に感じてブロックされてしまう原因となります。
さらに企業や商品のイメージダウンにも繋がる危険性もあるため、注意が必要です。
Twitterの発信内容は、企業イメージを大きく左右します。
ツイートを投稿する際は
- 意図しない受け取られ方をする危険性がないか考慮する
- ポジティブな言葉を使用する
- 企業イメージと合ったツイートをする
等を心がけましょう。
特に、言葉1つ1つの受け取られ方には注意する必要があります。
「可愛いね」がセクハラと捉えられることがあるように、発信者はポジティブな言葉だと思ってツイートした場合でも、人によっては攻撃的だと捉えられる場合もあります。
ネガティブに捉えられる可能性がある単語や言い方をしないよう、炎上したツイートを分析するなど、日頃から対策を行いましょう。
ブロックされないTwitterの運用方法
正しくTwitterを運用するために、ブロックされない方法を3点紹介します。
- 質のいいツイートを心がける
- ツイート内容や言葉遣いを見直す
- ターゲットを絞る
Twitterを運用する上では、とにかく「ユーザーファースト」を意識したツイートをする必要があります。
ブロックされない方法はすなわち、ユーザーにとって不快ではないツイートをする方法でもあります。
企業が言いたいことを言うのではなく、ユーザーにとって価値のあるアカウント運用を心がけましょう。
1. 質のいいツイートを心がける
「質のいいツイート」とは、ユーザーにとって有益なツイートと言い換えられます。
この場合の「有益なツイート」とは、ためになる情報などに限らず
- キャンペーン情報
- 読んで面白いツイート
など、読んだ人が「得られるものがある」ツイートが該当します。
また、企業の提供する商品やサービスの種類などによって、質のいいツイートの内容も異なります。
例えば、オンラインスクールを運営している企業であれば、スクールで教える内容を小出しにすることで「学びになる情報」の提供ができます。
加えてフォロワーに「もっと色々と学びたい」と思ってもらえることにより、スクールへのコンバージョンにも繋がります。
このように質のよいツイートを心がけることは、ブロックされないための注意点というだけではなく、フォロワーを増やすことや、本来の目的であるKPIの達成にも繋がります。
2. ツイート内容や言葉遣いを見直す
企業の顔としてTwitterを運営している以上、ツイート内容や言葉遣いには細心の注意が必要です。
日頃のツイートを見直す際は、下記の点を意識してみてください。
- セクシャルに関するツイートをしていないか
- 宗教関連のツイートをしていないか
- 倫理観に関するツイートをしていないか
上記は人によって考え方や価値観が異なるため、ツイートの内容としては避けたほうが無難です。
下手に触れてしまうとユーザーが不信感を抱き、最悪の場合炎上しかねません。
自分の投稿で企業イメージが左右されるという認識を持ち、Twitterを運用しましょう。
3. ターゲットを絞る
ターゲットを定めずに闇雲に運用すると、自社に興味の無いフォロワーばかりが増える恐れがあります。
例えば商品のPRをしたい場合、その商品に興味を持っていなかったり、ブランドのファンではなかったりするユーザーに向けてツイートしても効果は薄いでしょう。
「見たくない」という理由で、ブロックされる可能性もあります。
Twitterを運用する前に下記の条件を定めておき、ぶれないツイートを行うことで、ブロックされる可能性は下げられます。
- ターゲット
- どのようなツイートを行うか
- ツイートのスタンス
ターゲットを明確にすることは、ブロックされない運用に必要なばかりではなく、フォロワーの増加やKPIの達成のためにも非常に重要なポイントです。確実に押さえておきましょう。
Twitterを正しく運用してブロックされないようにしよう
ブロックされてしまうということは、ユーザーにとって不快なツイートをしてしまっていることの表れです。
1人2人にブロックされることは大事ではありませんが、改善しなければTwitter運用に失敗するどころか、企業イメージの低下を招く恐れがあります。
ブロックされないためには、現状の確認と原因の解明、正しい運用をする必要があります。
エンゲージメント率やフォロワーの増減をしっかりと把握し、日々の運用に活かしましょう。