国内におけるSNS利用率は高いため、多くの企業がSNSをマーケティング施策として取り入れています。
本記事では、SNSマーケティングの特徴や効果最大化につながる専門外注企業の選び方を紹介します。
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企業がSNSをマーケティングに活用している現状

多くの企業がSNSをマーケティングに活用しています。
消費者庁の「近年の広告市場の動きについて」によると、インターネット広告費に占めるSNSメディアの広告費の割合は2020年の32.4%から2021年には35.4%に増加しており、SNSマーケティングが活性化している傾向です。
総務省の「令和6年版情報通信白書の概要」によると、SNS利用者数は2028年には60億5,000万人にのぼると予測されています。
関連記事:SNSマーケティングとは?個人・企業で活用する方法
参考:総務省|令和6年版情報通信白書の概要 情報通信分野の現状と課題
マーケティング視点における大手SNSプラットフォームの特徴
大手SNSプラットフォームの特徴を、マーケティング視点で紹介します。
- X(旧Twitter)|拡散力が高いため認知向上につながる
- Instagram|視覚的訴求によりブランド力を高められる
- Facebook|実名制のためターゲットに刺さるコンテンツをつくれる
- TikTok|レコメンド機能により顧客体験価値の向上を図れる
- YouTube|自社の魅力を伝えやすいため効果的にPR活動ができる
- LINE|利用率が高く多くの人にリーチできる
X(旧Twitter)|拡散力が高いため認知向上につながる
X(旧Twitter)は、140文字以内のテキストコミュニケーションがメインのSNSプラットフォームです。
国内の月間アクティブユーザー数 | 6,700万人(2023年時点) |
主なユーザー層 | 20代~30代 |
マーケティング視点における特徴 | ・ハッシュタグ機能やトレンド機能により、ユーザーの興味関心のある投稿が不特定多数に表示される ・リポスト機能によりに情報拡散力が高い |
XはほかのSNSと比べて拡散力に優れているため、情報を素早く広められます。
拡散スピードの高さはマーケティングにおいて強みとなりますが、ネガティブな情報が広まるのも早い点に注意しましょう。
関連記事: X(Twitter)を運用するメリットとは?デメリットと対策、運用上の注意点をくわしく解説
参考:総務省情報通信政策研究所|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
Instagram|視覚的訴求によりブランド力を高められる
Instagramは画像や動画による投稿がメインで、視覚的に自社商品やサービスを訴求できるSNSプラットフォームです。
国内の月間アクティブユーザー数 | 約6,600万人(2023年時点) |
主なユーザー層 | 10代~30代 |
マーケティング視点における特徴 | ・ストーリー機能やリール機能など、特徴的な投稿方法を通じて消費者との双方向のコミュニケーションが可能 ・画像や動画は自社の世界観を伝えやすいため、国内外を問わずファンの獲得が期待できる |
Instagramでは価値共創をマーケティングに取り入れられるため、関係を深めつつ、顧客の意見を反映させた製品やサービスを生み出せます。
関連記事: Instagram(インスタグラム)運用代行会社の選定方法・費用相場を徹底解説!自社ブランディングに効果的!
関連記事:Instagramに求められる共創価値とは?リールが与えるメリットも解説
参考:総務省情報通信政策研究所|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
Facebook|実名制のためターゲットに刺さるコンテンツをつくれる
Facebookは世界の月間アクティブユーザー数約29億人と、SNSプラットフォームトップクラスの利用率を誇ります。
国内の月間アクティブユーザー数 | 2,600万人(2019年時点) |
主なユーザー層 | 30代~40代 |
マーケティング視点における特徴 | ・実名制のため、興味関心・性別、地域など詳細な広告ターゲティングができる ・ビジネス層が活用している |
実名制のためターゲティング精度が高い点が、マーケティングに取り入れる上でのFacebookの強みです。
参考:総務省情報通信政策研究所|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関するそ調査報告書<概要>
TikTok|レコメンド機能により顧客体験価値の向上を図れる
TikTokはショート動画をシェアできるSNSで、Z世代を中心に支持を集めるプラットフォームです。
国内の月間アクティブユーザー数 | 950万人(2019年時点) |
主なユーザー層 | 10代~20代 |
マーケティング視点における特徴 | ・ユーザーに適した投稿が表示されるレコメンド機能に優れている ・動画投稿が容易にできるため、ハッシュタグチャレンジなどUGCの自然発生が狙える |
顧客の興味関心に合わせてニーズに適した動画がレコメンドに表示されるため、フォロワー以外にもリーチできる点がTikTokの強みです。
また、ユーザーが動画投稿を容易にできるので、ハッシュタグチャレンジやデュエット機能によるブランド関連動画の拡散が見込めます。
消費者自身が広告塔となり、信頼性の高い口コミマーケティングとなります。
関連記事: 顧客体験価値とは?得られる効果や必要な要素、向上方法をわかりやすく解説
参考:総務省情報通信政策研究所|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
YouTube|長尺動画でブランドの魅力を伝えやすく効果的にPR活動ができる
YouTubeは、幅広い年代が利用する動画プラットフォームです。
国内の月間アクティブユーザー数 | 7,100万人(2023年時点) |
主なユーザー層 | 全年代 |
マーケティング視点における特徴 | ・YouTubeはGoogleが提供するプラットフォームのためSEO上位に表示されやすい ・広告手法が豊富で、ほかのWeb媒体への流入を組みやすい |
自社のプロモーション動画や企業紹介などに利用できるため、認知やブランド力向上が期待できます。
参考:総務省情報通信政策研究所|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
LINE|利用率が高く多くの人にリーチできる
LINEは、国内で全年代9割ほどの利用率を誇るSNSプラットフォームです。
国内の月間アクティブユーザー数 | 9,500万人(2023年時点) |
ユーザー層 | 全年代 |
マーケティング視点における特徴 | ・全年代の利用率が高いため、幅広い層にリーチできる ・クーポンやLINE広告、リッチメニューなど利用できるコンテンツが充実している |
プッシュ機能やLINE広告などのコンテンツが利用可能で、自社に興味関心の高い顧客に効率良くアプローチできる点が特徴です。
業態や目的に合わせてマーケティング手法を考案できるため、幅広い顧客と関係を構築しやすいプラットフォームといえます。
参考:総務省情報通信政策研究所|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>
マーケティング視点で見るSNSとWeb広告やSEOとの違い
SNS・Web広告・SEOの違いは、以下の通りです。
特徴 | SNS | Web広告 | SEO |
効果が出るまでのスピード | 拡散性が高いため、比較的速い | 投下した費用に応じて変動する | 効果が反映されるまでに時間がかかりやすい |
情報の拡散力 | 高い | 投下した費用に応じて変動する | 低い |
顧客とのコミュニケーション | プラットフォームのコミュニティの中で相互にとりやすい | 相互に取れないものの不特定多数とコンタクト可能 | 相互に取れないものの不特定多数とコンタクト可能 |
コンバージョン | 認知など購買行動の初期段階のコンバージョンに向いている | 購入行動、もしくは購入行動に直結するコンバージョンが期待できる | 購入行動、もしくは購入行動に直結するコンバージョンが期待できる |
プロモーションの種類によって特徴が異なるため、自社に適したマーケティング手法を取り入れましょう。
SNSマーケティング専門外注会社の選び方
SNSマーケティング専門外注も利用できるため、リソースの確保が難しい企業は導入を検討してみましょう。
SNSマーケティングの外注企業を選ぶポイントを3つ解説します。
- 各社の得意分野を把握する
- 対応領域をチェックする
- 炎上リスク対策の有無を確認する
各社の得意分野を把握する
SNSマーケティング支援企業によって特徴が異なるため、得意とするターゲット層や施策が自社が行いたいマーケティングとマッチするかチェックすることが大切です。
どのプラットフォームの運用に知見があるかなのか、どのような実績が多いのか確認すると、目的に一致する企業を見つけられます。
目的と戦略を明確にした上でその分野を得意とする企業に依頼すると、SNSマーケティング効果の最大化が期待できます。
対応領域をチェックする

SNSマーケティングは支援会社によって対応領域は異なり、大きくコンサルティング系と運用代行系に分類されます。
運用支援の内容も変わってくるため、双方の役割や目的の違いを理解した上でどちらが自社に適しているか見極めることがポイントです。
また、対応範囲によって費用が異なるため、予算内で依頼できるよう合わせて確認しておく必要があります。
SNS運用スキルを身につけたい、またはリソースを割けないなど自社の課題を解決できる業務範囲に対応してもらえるか確認しましょう。
炎上リスク対策の有無を確認する
SNS運用は炎上リスクがともなうため、自社に専門知識を持つ人材がいなければ合わせてサポートしてもらうのがおすすめです。
SNSマーケティング支援企業はSNSに精通した知識を持っているため、万が一炎上した場合でも迅速な対応をしてもらえる場合があります。
主な炎上リスク対策は、以下の通りです。
- 投稿の監視
- なりすまし監視
- 炎上時のサポート
弊社kazeniwaでは、SNSメディアマーケティングのリスクと対策に取り組む上で活用できる資料を提供しています。
SNS炎上に関する事前対策や運用におけるノウハウを知りたい方は、ぜひご相談ください。
SNSマーケティングから新たなファンを創出しよう
SNSマーケティングは、認知拡大や新規顧客獲得に効果的な手法です。
各SNSプラットフォームの特徴を踏まえた上で、自社のターゲットに適したSNS運用が成果を得るポイントになります。
弊社kazeniwaのSUPでは、新たなファンを生み出す流れをつくるSNS運用を支援しています。
SNSエキスパート検定の有識者がサポートするため、SNSマーケティング支援企業をお探しの方は、ぜひご相談ください。