コミュニティサイトを成功に導くには、構築のノウハウの実践が欠かせません。
なぜなら、売上の伸び率やUGC獲得数、コミュニティ参加者数などに影響するからです。
単に手順どおり構築を進めるだけでなく、ユーザー満足を念頭に置き、各手順でベストな状態を作り込むことが大切です。
この記事ではコミュニティサイトの構築ノウハウを4ステップで解説します。
当記事を読んで、成功するコミュニティサイトの構築ノウハウを身につけましょう。
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コミュニティサイトとは
コミュニティサイトとは、企業とユーザー、あるいはユーザー同士の交流を目的としたサイトです。
顧客のロイヤリティやUGC獲得によるPR力を高めることで、企業のイメージアップが見込まれます。
ここからは、コミュニティサイトの種類や機能、SNSとの違いについて解説します。
関連記事:コミュニティサイトとは?運営するメリットや注意点、成功のポイントを解説
【種類別】コミュニティサイト一覧
コミュニティサイトには次のような種類があります。
種類 | 特徴 |
ファンコミュニティ | 企業やファンユーザー同士の交流が主目的 |
オンラインサロン | ファンが主催者から専門知識・生き方・考え方を学ぶのが主目的 |
共有コミュニティ | 知恵を出し合って悩みを解決するのが主目的 |
他には、企業コミュニティや趣味コミュニティ、地域コミュニティなどがあります。
どの種類を選ぶかは、企業の目的から逆算して決めるのがおすすめです。
コミュニティサイトの機能
コミュニティサイトの存在意義は、企業とユーザー、ユーザー同士の交流です。
そのため、最低でも次の機能が求められます。
- マイページ機能
- コンテンツ投稿機能(写真やブログなどの投稿機能)
- 掲示板機能(企業やユーザー同士の交流が主目的)
- 問い合わせ機能
- FAQ
- いいねやコメント機能
上記の機能を実装することで、ユーザーにとって使い勝手の良いコミュニティサイトを作成できます。
また、これら以外にもユーザーのニーズに即した独自の機能やコンテンツを追加することで、より満足度の高いサイトを目指せるのです。
コミュニティサイトとSNSの違い
コミュニティサイトとSNSは、オンライン上で人々が交流する点では同じです。
ただし、両者には次の違いがあります。
コミュニティサイト | SNS | |
交流の仕方 | 興味・関心・目的が一致する人とグループ内で交流する | グループではなく個人同士がつながり、広範囲な情報交換が行われる |
交流の範囲 | 狭く深くの傾向 | 広く浅くの傾向 |
コミュニティサイトは、企業とユーザーあるいはユーザー同士がより深い関係を築くのに適してます。
【4STEP】コミュニティサイトの構築の作成手順
コミュニティサイト構築の作成手順は次の4ステップです。
- 目的やKPIを定める
- コミュニティサイトの詳細を決める
- プラットフォームを決定する
- テスト運用を実施する
順に解説していきます。
関連記事:オンラインコミュニティの作り方|各工程でのチェックポイントも解説
目的やKPIを定める
コミュニティサイトを作る前に、明確な目的を定めることが重要です。
目的の例としては、商品のPRや商品改善案の獲得、UGC強化などが挙げられます。
目的を定める際は、定量的な指標としてKPIを設定しましょう。
例えば、口コミ数15%アップ、ユーザー80人増のように数字を使えば進捗状況を可視化できます。
具体的なKPIを設定することにより、目的を達成しやすくなるのです。
コミュニティサイトの詳細を決める
次の2点を考察し、コミュニティサイトをどういう方向へ向かわせるのかイメージを固めましょう。
To do | 詳細 |
コンセプトを明確にする | 企業が最重視している価値観 |
ユーザーをしっかり理解する | 自社ファンでいてくれる理由 |
コアバリューを再確認し、ユーザーへの理解を得られれば、コミュニティサイトの構想が見えてきます。
プラットフォームを決定する
コミュニティサイトを構築する際は、ベンダーの提供するプラットフォームを使うのが一般的です。
実際のデモ画面を操作させてもらい、構築のしやすさやユーザーにとっての使いやすさを確かめることが大切です。
ひとつのプラットフォームを見て即決するのではなく、複数を比較してベストなものを導入してみてください。
テスト運用を実施する
コミュニティサイトを公開する際は、事前に運用テストを実施します。
テスト段階で、たいていいくつかの誤作動やバグなどが見つかるからです。
不完全で使いづらいサイトはユーザー離れの一因であり、企業の信頼感の低下の原因になります。
テスト段階で発見したバグを改善してからリリースをしましょう。
【タイプ別】コミュニティサイトの構築プラットフォーム3選
コミュニティサイトを構築するには、主に次の3通りの方法があります。
構築方法 | できること | 開発費用 |
パッケージ型 | 中 | 中 |
スクラッチ型 | 大 | 大 |
CMS型 | 小 | 小 |
順に解説します。
コミュニティサイトの構築法①パッケージ型
開発費用: | 100万円〜500万円程度 |
ツール例: | DISCO |
パッケージ型はコミュニティサイト構築のために作られたソフトウェアを使うタイプです。
運営に不可欠な機能(ユーザー登録・コンテンツ投稿・掲示板など)やテンプレートが含まれ、直感的な操作で作れるのが特徴です。
ソフトウェア提供元にノウハウがあれば、コミュニティ活性化の企画や運営代行を任せることもできます。
コミュニティサイトの構築法②スクラッチ型
開発費用: | 500万円〜数千万円程度 |
ツール例: | Ruby on Rails/Django |
スクラッチ型は、まったくのゼロ状態から自分でコミュニティサイトを構築するタイプです。
メリットは、機能やデザインを自社好みに自由に作れることですが、プログラミングなど高度なスキルが要求されるため、エンジニアの採用や長期の開発期間などを考慮したコストが懸念されます。
コミュニティサイトの構築法③CMS型
開発費用: | 30万円〜500万円程度 |
ツール例: | WordPress/Wix |
CMS型は、サイト構築のために用意された基本的な機能を使うタイプです。
プログラミングなどの知識に乏しい初心者でも構築しやすいのが特徴です。
プラグインでチャット機能やメッセージ機能など、コミュニティサイト向きの機能も付加できます。
有名なCMSの例として、WordPressやWixがあります。
コミュニティサイトを構築する際の注意点3選
コミュニティサイトの構築を成功へ導くには、次の3点を必ず意識してください。
- 市場のニーズを調査する
- デザインや機能性にこだわる
- ユーザーのコメントをサービスや商品に反映させる
上記3つを意識しないと、ユーザーの集まらないコミュニティになってしまい、ロイヤリティやPR力を高めるのが難しくなるのです。
ここからは、注意点を1つずつ解説します。
関連記事:UGCマーケティングの成功事例7選!活用パターンや生みだし方も解説
市場のニーズを調査する
市場のニーズに見合ったものでなければ、コンセプトにこだわったとしても人は集まりません。
そのため、徹底した市場調査を行い、コミュニティサイトのコンセプトやターゲットとの間にズレが生じていないか事前に調べておく必要があります。
市場の求めるニーズを分析し、満たすことのできるサイト構築をしましょう。
デザインや機能性にこだわる
デザインや機能性は、コミュニティサイト内のユーザーの満足度アップに繋がる重要な要素です。
なぜなら、ノンストレスで直感的に使えるサイトでなければ、ユーザーは操作を面倒に感じてコミュニティサイトから離脱する可能性があるからです。
ユーザーの視点で使い心地にこだわってみてください。
ユーザーのコメントをサービスや商品に反映させる
コミュニティサイト内のユーザーの意見はできる限り商品やサービスの改善に反映させましょう。
商品やサービスのブラッシュアップができ、売上や顧客満足度アップに繋がる可能性があります。
また、意見を出したユーザーのロイヤリティを高めることで、継続的購入や積極的な商品PRに協力してもらえるようになるのです。
コミュニティサイトを構築して新規顧客を獲得しよう
コミュニティサイトを構築することで、企業とファンやファン同士の交流が実現できます。
ただ、成功するためには正しい手順で構築を行わなければなりません。
コミュニティサイトの構築にお悩みの際は、ぜひ運営のプロである株式会社kazeniwaのサービスDISCOにご相談ください。
ユーザーのロイヤリティを高めるコミュニティサイトを最初から一緒に構築します。